サッカー専門出版社「フロムワン」。
その編集局長が本日登場する。
デジタルとアナログコンテンツの融合を目指し、1年前に立ち上げた“SOCCER KING”のWEBサイトは、月間2000万ページビューのサイトへと成長を遂げた。
その結果、出版不況にもかかわらず、雑誌の売り上げも伸びたという。そんな編集長にも親が事業で失敗し、新聞奨学生として働きながら、受験勉強にチャレンジした過去があった。
さあ・・・株式会社フロムワン専務取締役 編集局長、岩本義弘様の登場です!
「仕事とプライベートの境目は作らない」
人生の転機は高校生の時。
親が事業で失敗をした。それまでは比較的裕福な家庭でした。大学に進学しても、お金がなく、学費が払えない状態。現役で大学に行くことは諦めました。
浪人生となり実家を出て、新聞奨学生として住み込みで新聞配達をしながら勉強した。
2年間浪人をしましたが、大学に入ることができました。
本が好きだった父の影響もあり、自分も本を読むのが好きでした。将来は本を作る編集の仕事をやりたいと考えていたので、文学部を選びました。
2年間浪人をしたので、自分は20歳。周囲よりも遅れを取っていると引け目を感じていた。その遅れを取り戻そうと、バイトを掛け持ちしたり、サークル活動をしたり、がむしゃらに大学生活に打ち込みました。
大学2年生の時から、編集プロダクションで編集アシスタントのバイトもしました。周りからは「岩本は実は3つ子じゃないのか?」と言われるほど活動をしていました。
卒業後はゲーム系の総合出版社に就職。多い時には週に50ページを入稿するという激務が続きました。寝る時間もほとんどありません。
約2年間お世話になったのですが、編集の基礎がみっちりと身につきました。本当に感謝をしています。
98年のフランスワールドカップ取材後、イタリアサッカーを題材とした新しい雑誌を創刊するということで、創業メンバーとして現在の会社に誘われて今に至ります。
編集の仕事をやっていると、激務で寝る時間は少なくなりますが、辞めたいとか、辛いと思ったことは一度もありません。
サッカーが好きで、本が好きで、好きなことを仕事にしているからです。
仕事を終えて、夜中に欧州のサッカーの試合を見るのも、純粋に見たいという気持ちが第一にあります。
もちろん、睡眠不足にはなりますがリアルタイムで見ることに意味があります。
プライベートと仕事の境目を作らないようにしています。
今、フロムワンでは雑誌の発行やデジタルコンテンツの事業の他にも、キャプテン翼スタジアムの運営やマネジメント事業、物販事業なども行って、常に新しいことにチャレンジしています。
サッカー界で『新しくて面白いことをやっている会社』と言えばフロムワンと言ってもらえる企業を目指して活動を続けていきます。