暴走族の総長から売れっ子絵本作家になったスゴい人!

小学校の時のイジメが辛くて強くなろう強くなろうと思っているうちに・・・。やんちゃの度が過ぎて、気がつけば高校生の時、チーマーや暴走族160人の頭になってしまった。木刀や鉄パイプで殴りあった。警察にもヤクザにも平気でケンカをしかける。みんながスゴいって言ってくれるけど“俺はそんなんじゃない”“本当は違う”ずっと思っていた。そんな子供が、ある出逢いをきっかけに真逆の人生を歩むこととなった。
多くの人に必要とされる絵本の作者として・・・人はどうやったら変われるんか?人は何を目的とすれば人生を謳歌できるのか?さあ・・のぶみ様の登場です!

「元暴走族総長がガムシャラに掴んだ絵本作家という夢」
女子が多い理由で保育専門学校に入学。可愛い子を見付け話しかけてみた。全然、話がかみ合わない!僕の周りは居なかったタイプ(笑)物を盗んだ事無いヤツなんていないと思ってたが、その子(ようちゃん[後に僕の妻となる])は物を盗んだ事が無いという。
カルチャーショック!!その子が
「わたし、絵本が好きなの」
反射的にウソをついた
「絵本、オレ、描いているよ」
その夜はじめて絵本を書いた。
次の日にみせて「面白い!面白い!」と褒められた。
おお!毎日絵本を書いて見せたくなった!それがきっかけで色々な絵本を読んでみた。胸に込み上げるものがあったたまらなくなって、知らず知らず涙が出た。
付き合う条件“絵本で賞をとる”をクリアし絵本作家になれると思ったが、そう甘くはなかった。6000冊の絵本を1ヶ月で読んで、300冊描いて、自分でそれを1000回読んで、自身の傑作ベスト50を持ち込んだ。でも、ダメだった。だけど、NHKのおかあさんといっしょへの作品提供が決まった。涙があふれ出てすべてに感謝した。こんな俺でも諦めなければ夢は叶う。だが、自分の知らない世界連載が増え、グッズも300種類以上でき、何だか解らない間に売れないグッズが出てきて、一気にどん底に突き落とされた。
出版社に行って挨拶しても無視される。
連載も減り、サイン会の人数も減った。死ぬほど悔しく苦しい本が売れない暗黒時代。だけど僕は書き続けた。8年が経ち、70冊目でやっと売れた。その時、2冊が売れた理由がやっとわかった。1冊目は自分の彼女のために、2冊目は自分の子供のために描いた絵本だった。
わかってたのになぁ・・・わかっているような顔をしてても、ちっとも、心の奥じゃ、理解してなかったんだ!人は誰かのために、生きてるんだ。
デビューして、8年目遅すぎるけど、遅すぎたから、それがわかった時、涙が出た。

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