【伊藤 寿男】写真週刊誌“FRIDAY”の創刊編集長を務めたスゴい人!

伊藤 寿男

『FRIDAY』という雑誌のタイトルは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないだろうか?
1984年から続く写真週刊誌を立ち上げた初代編集長が本日登場する!
元々『週刊現代』の編集長を務めていたが、徐々に活字週刊誌による報道の限界を感じ、写真を用いた報道を実現、成功を遂げた。
更には己のジャーナリズムを実現するため、株式会社テーミスを立ち上げ、月刊誌『THEMIS』を創刊した。
彼の目指す報道のあり方とは?
さあ・・・株式会社テーミス代表取締役社長兼編集主幹 伊藤寿男様の登場です!

「おごらないこと」

『週刊現代』の編集長を務めていましたが、1980年頃には、活字週刊誌に限界を感じていました。
活字では、どれだけ懸命に真実を伝えようとしても、後から記事を否定されてしまえばそれ以上何も訴えることが出来ません。
写真は活字よりも嘘をつきませんから、写真を雑誌に利用したいと考えていました。
そんな時に、新潮社から写真週刊誌『FOCUS』が発刊され、私達は1年半ほど写真週刊誌を研究しました。
そして『FOCUS』の発刊から2年後、ついに『FRIDAY』の発刊が実現しました。
FRIDAYはずっと、FOCUSに追いつけ追い越せでやってきました。
同じところに張り込むにも、FOCUSが2時間で帰るならFRIDAYは3、4時間張り込みましたよ。
そうして、まじめに地道な努力を重ねていたから、今日まで続く雑誌に成長することができたんだと思います。
私がFRIDAYの編集長を務めたのは創刊から1年間だけだったのですが、実は、FRIDAYを立ち上げる時からずっと心に決めていたのです。
上手く行かなければ、半年か1年で会社を辞め、上手く行っても、1年で編集長を辞めようと。
この仕事をしていて、圧力がかかったり、編集部が襲撃に遭ったり、危険な目に遭う事もたくさんありました。
でも、辛いと感じることや、辞めたいと思ったことはありません。
中学生の頃から新聞記者か編集者になりたいと長年思い続けて就けた仕事なので、何も苦には感じませんね。
お酒やゴルフといった付き合いも殆どしてきませんでしたがこれも、真実の報道のために心掛けてきたことです。
ペン先が鈍るのが恐かったんですね。
忘年会などに誘われても、「そこで何かを頂いたら、今後書きたい時に何も書けなくなってしまうかもしれない」と思い、断ってきました。
そして、休みがあれば新聞を読んだり、雑誌を読んだり、勉強会に参加したり、やるべき事がたくさんあるので、それを貫き通してきました。
ひたむきに、まじめに、こつこつと努力をするのが上手くいくこつだと私は思います。
組織や社会のしがらみを気にせずに真実を伝えたくて、私はテーミスを立ち上げました。
テーミスは、正義と公平をつかさどるギリシャ神話の女神の名前です。
両手に剣と秤を持って、判断から私心を除く為に目を布で覆った状態で絵や彫刻にされています。
今は、“THEMIS”を通じて気兼ねなく真実を伝えることが出来ています。
これからの目標は、薄くても良いから広告の一切無い雑誌を作ること。
その中で、何のしがらみも無くタブーに切り込んで、真実を伝えたいのです。

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