感謝の気持ちを台湾に伝えるために謝謝台湾計画を実行したスゴい人!

『謝謝台湾計画』

始まりは、一人のデザイナーがtwitter上でつぶやいたことだった。

『日本を支援してくれた台湾に新聞広告を出してきちんとお礼をしたい。』

2チャンネルのひろゆき氏の協力もあり、みるみるうちに協力者の輪は広がりを見せたが、プロジェクトを進めるには、多くの壁が立ちはだかった。しかし、あきらめなかった。批判の声をものともせず、自分の信念を曲げずにやり遂げた。

さあ・・・デザイナー、木坂麻衣子様の登場です!

 

「謝謝台湾計画」

2011年3月11日の東日本大震災からちょうど1ヶ月後、日本政府が各国からの震災支援に対するお礼の広告を出しました。

その中に、巨額の支援金を出した台湾に対するお礼の広告が含まれていないことを知り残念に思いました。

twitterで「台湾にお礼広告を出したい」と軽い感じでつぶやいたら、応援するというフォローがどんどん増えていき、反響が大きくなっていきました。友人の元2ちゃんねる管理人ひろゆきさんも協力してくれるとリツイートしてくれたのが、広く拡散される決定打になりました。

いざ、プロジェクトを始めてみるとすぐに様々な問題にぶつかりました。

私は広告やデザインの仕事をしているのですが、中国語も話せませんし台湾の新聞広告の価格の調べ方もわかりませんでした。また、募金詐欺なども出始めた時期だったので、専用口座を開く必要があったり、会計報告の仕方などの問題もありました。

応援してくれる人がどんどん拡大していくのですが、twitterで拡散した情報は読み切れません。

そんな中、中国語がわかる応援チームが徐々にでき始めました。「報道ワイド日本」のキャスター西村幸祐さんが協力してくれて自由時報の広告の価格を聞いてくれたり、公認会計士の方がボランティアで手伝ってくれてルール作りをしてくれたり、三井住友銀行が口座をすぐに開設してくれたり・・・多くの方から様々な支援をいただきました。

順調に募金が集まるにつれて、「台湾へのお礼広告を出さず、集まったお金を被災地に募金しろ!」という声が大きくなっていきました。

専用ブログを立ち上げて公式情報を出しました。ルールを明確にし、全て開示して何があろうと決めたルールは変更しないと決めていました。

『所得水準や人口規模からみても破格の義援金を寄せてくれた台湾の人たちにお礼をしたい。日本はきちんとお礼をする国でありたい』という信念を貫き、メッセージを出し続けました。

結果、6,000人もの方の協力があり2,000万円近くのお金が集まりました。台湾の新聞にお礼の広告を出し、広告費用以外は募金することもできました。

自分一人の力はちっぽけですが、多くの人の力が合わさったことに本当に感謝をしています。

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