「知育」「徳育」「体育」のほかに「食育」を組み込んだ独創的な理論と実績は「七田式教育理論」として世界で認められ、国内外で30万人以上に浸透している。
今や、胎教~中学生、そして社会人の右脳開発と、幅広い年代への教育を網羅する。
この七田式の創始者 七田眞の息子であり、現在経営を受け継ぎ七田式を守り続けているスゴい人が本日登場する。
傍から見ると順風満帆に見えるが、何度もピンチを乗り越えて今があるという。
彼がいなければ、今の七田式は無いと言えるだろう。
さあ・・・株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田厚様の登場です!
「ピンチを乗り越え続ける」
大学時代、父が設立した東京オフィスに住ませてもらい、日中は仕事を手伝っていました。
卒業した半年後、父から「今日は大事な話があるから一緒に来なさい」と言われて行くと、七田式幼児教室の全国チェーンを立ち上げるための関係者が集まり、私が印鑑を押せば契約が締結され、七田チャイルドアカデミーが発足するという状況でした。
私は、提示された条件を見直してほしいと思い、調印を後日に延ばせないかと粘りましたが、受け入れられず、それでも父がやりたいのなら…と印鑑を押しました。
スタートする以上は七田チャイルドアカデミーを誇れる教室にしたいので、郷里の島根にUターンして本社で教材の質を充実させたいと思ったのです。
「そこまで考えてくれるなら、あなたが社長をやりなさい」と父に言われ、24歳で代表に就任。
経営や経理がほとんどわからない中、就任半年後に税務調査が入り、追徴課税されました。
そのため運転資金が足りなくなり銀行に駆け込むという洗礼を受け、税金のことを学ばなくてはといろいろと本を読んで勉強したことを覚えています。
その後、バブル崩壊の時期も堅調でしたが、10年目ぐらいに初めての危機が訪れました。
新規事業の右脳教育の部門で売上が上がったのですが、その間に既存の幼児教育事業の売り上げが落ちていたことに気付かず、また、食育部門の会社を分社した際、収支のバランスを崩し、新規事業が下火になったところで資金繰りが厳しくなったのです。
借金を借り換え、自分の給料も50%以上カットして、生活もギリギリ。
同時期に、著作権を侵害された件で訴訟を起こすことになりました。
そして3年後に結審してから息を吹き返し、
「小学校低学年向けの教材を開発」
「海外展開を始める」
「CD教材の開発」と、
3つの新しいチャレンジをしたところ、3つとも軌道に乗せることができ復活を遂げることができました。
しかし、5年前に税務調査が入った時、人生最大のピンチが訪れます。
調査が入った翌月に父が入院し、更にその3週間後に私が急性心不全で入院、心臓の手術をしました。
私は1か月後に退院しましたが、その翌月、父が亡くなり、その保険金さえも運転資金へと回すことで何とか経営を続けることができました。
そして昨年ようやく業績が上向いて、長く続いたピンチを乗り越えました。
これからも、父の遺志を継いでより多くの人に七田式の教育を広めていきたいと思います。
◆しちだ・教育研究所
http://shichida.co.jp/kyoiku/
※一部携帯では見られない可能性があります。
◆5月7日 新刊出版
タイトル:この「魔法のメガネ」で、子どもの心が見えてくる
出版社:学研パブリッシング
価格:1,300円+税