10代・20代の女性をターゲットにした300円ショップを全国に70店舗展開するスゴい人!

常に新たな商品が店頭にならんでいる300円ショップ“ミカヅキモモコ”
このお店のターゲットは10代~20代の女性である。
入荷した商品は90日以内に売れるので、商品の回転率が非常に高い。
倉庫にも在庫が殆ど無いという。
こんな300円ショップを如何にして作り上げたのだろうか?

彼は子どもの頃、豊かな生活に憧れ社長になると決めたものの、高校を卒業しフリーターに。
23歳になり逃げるようにカナダへ渡るも、肌に合わず3ヶ月で日本に逃げ戻ってきた。
日本に戻ってきた時に出会いがあったというが、その先はどんな経験を元にビジネスを作り上げてきたのだろうか?

さあ…
株式会社三日月百子
オーナー
物河昭様の登場です!

「女性目線」

先輩から誘われ、文具の問屋事業を始めたのが25歳の頃。
しかしメーカーの方が羽振りが良かったので、27歳の時に取引先メーカーの役員と共に会社を作りました。

携帯電話がない時代だったので、コミュニケーションツールは手紙。
若い子向けに1セット400円のレターセットを作ったところ、バカ売れしました。
32歳で経常利益2億円です。
売れた理由?電話帳に載っているデザイン会社に片っ端から電話して、デザインが採用されたら7万円、不採用はゼロ円で交渉。
採用になれば、売れ続ける限りフィーも払う条件で進めました。
出来上がったデザインをボードに貼り、街に出て女子高生200人にアンケートを取り、人気のデザインだけ採用したのです。
そのレターセットを持って、北海道から九州まで営業しました。
リサーチ済みだから、必ず売れるのです。常に女子高生の意見だけを取り入れました。
デザインが気に入らないと少なく仕入れる問屋さんには、他の問屋さんと同じ量を仕入れるか競合に持って行っても良いかの2択で判断して頂き、結局他社と同じ量を仕入れて売り切れるので更に信用が増していきました。
ただ、生産ロットは一切増やしませんでした。
メーカーは在庫で潰れると知っていたので、問屋さんが欲しいという量の70%ぐらいの生産量で進めていきました。

起業から5年が過ぎた頃には、携帯電話が普及してレターセットが売れなくなりました。
モノは作ると余るので、余った分を買った方が安定すると気づきました。
そこに目をつけたのが、ミカヅキモモコです。
1店舗目は催事会場でしたが、初日から2000アイテム、60万円を売り上げたのです。これは「イケる」と思いました。
バイヤーには90円でも180円でも無く、150円で仕入れる指示をしました。
そうすれば、交渉も利益率を考える必要もなく、純粋に300円で売れるか売れないかだけを考えれば良いのです。
現在、従業員はアルバイト含め300人近くいますが、男性社員は2人だけ。離職率も低いです。
経営が安定したので2年前に経営を離れ、オーナーになりました。
そして今年の秋、大阪のアメリカ村に日本初のエンターテイメント性を兼ね備えた美と健康をテーマにしたインバウンドのお店をオープンします。
大阪観光局からもバックアップして頂き、大手の化粧品会社もコンセプトに魅力を感じてもらい新しい試みをしてくれます。
このスタイルを2020年までに全国50店舗展開し、日本製品を世界に発信していきます。

◆全品300円のプチプライスショップ 三日月百子(ミカヅキモモコ)
http://www.momoko300.com/

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