音楽好きなら誰もが一度はその名を聞いたことがあるであろうSPACE SHOWER TV。日本で最大のシェアを誇る音楽専門有料チャンネルだ。本日は、SPACE SHOWER TVを立ち上げたスゴい人!が登場する。
今ではライブハウス、野外フェスなど、有料放送に限らず様々な方法で音楽を発信している。
彼らの目指す音楽、音楽映像のあり方とは?
さあ・・・株式会社スペースシャワーネットワーク代表取締役会長、金森清志様の登場です!
「興味と縁」
SPACE SHOWER TVを立ち上げた当初、想像していたよりも遥かに多く事業資金がかかって、「この会社は潰れる」と何度も思いました。でも偶然、伊藤忠商事にこの事業に理解ある人がいて資金面で支えてもらって、こちら側にはコンテンツを創り出せる人間がいた。そして、日本初の衛星放送に世間の注目が集まるタイミングだったからできた。
今同じ事をやろうと思っても、難しいかも知れません。
時代に出会いが重なることで、物事はうまくいく。この二人が、この時代に出会ったからこそ、SPACE SHOWER TVが立ち上がり、今まで続けてくることができたんです。
私がこの立ち上げに参加することになったのも、
偶然入った前の会社の先輩に誘われたことがきっかけなので、出会いの大切さは身にしみて実感していますね。
このプロジェクトを始めるときに、「SPACE SHOWER TV」を新人アーティストに見立てて売り出しました。SPACE SHOWER TVの“ファン”を作りたいという気持ちでね。
地上波のテレビ番組のファンはいるけど、何々テレビ局のファンという人はまずいないでしょ?だから、「SPACE SHOWER TVのファンです」と言ってもらえると嬉しく思います。
音楽や音楽映像は無くても生きていける「嗜好品」だから、要らないと思われてしまったら終わり。特に、若い人ほど自分に関心がないものには1円も無駄なお金を払いたくないと思う傾向がある。
だから、付加価値をつけて「お金を出してでも見たい」と思うものを作る。
私達にとっては「楽しさ」が売り物だから、丈夫さや正確さみたいに計ることができなくて難しいときもあるけれど、どうやったら喜んでもらえるのかを考えるのは楽しいものです。
これまでに大変なことはたくさんあったけれど、当初からの「良い音楽を伝えたい」「地上波には流れていないものを伝えたい」という思いをスタッフ皆で共有できているからこそ、ここまでやってこられた。
私だけではなくてチームみんなでつくり上げてきた、という感覚が強いです。
これからも、常に新しいことは考えていかなければなりません。時代の先を読む、と言うよりは
時代と共に歩み変化し続けるという考え方で、これからもユーザーと一緒に楽しみながら新しいものを作っていきたいと思っています。