スキー場事業再生請負人のスゴい人!

バブル期に大流行した“スキー”
しかし、1993年の1860万人をピークにスキー人口は減少に転じた。
2000年代前半には800万人を割ってしまったと言われている。
その為、スキー場運営も厳しくなり、廃業に追い込まれる中、本日登場するスゴい人はスキー場再生事業に取り組んだ。

今では全国35箇所のスキー場、ホテルは29施設、他にもグリーンリゾート14施設、ゴルフ場9施設、キャンプ場5施設も運営している。
何故、斜陽産業であるスキーリゾートを立て直し続けるのか。

さあ…
株式会社マックアース
代表取締役CEO
一ノ本達己様の登場です!

「ユーザー目線」

両親が山で食堂を経営していて、幼い頃からスキーが大好きでした。
私が幼稚園に上がる頃、6部屋の山小屋を建てて通年営業をスタート。
幼い私は食堂の食券売りをしていました。
当時カレーが450円で、最高日商120万円という本当に忙しい食堂でした。
スキー選手を目指していたのですが、中学3年で全国レベルを見た時に北海道の子には勝てないと痛感しました。

大学を卒業後、親父の宿に就職。
売上2億、借金4億。
営業、経理、厨房、掃除、学校団体が来れば山登りや飯ごう炊飯、キャンプファイヤーもします。
深夜の2時まで仕事をして翌朝は4時半に起きる生活を続けていました。
5年経ち売上は3億3千万、借金も1億減らせました。

そこで、親父には黙って更に7億の借金をして施設を大きくしました。
客室稼働率を上げると、100件ほど宿がある中でシェア20%強を獲得して一人勝ち状態。
周りからは相当叩かれましたが、滋賀に2軒目の宿を作りました。
5年ほど頑張っていると「近くのスキー場が閉まるのでやってみないか」と声がかかったのです。
博打みたいな商売なので敬遠していたのですが、ユーザー目線で変えたほうが良い箇所も良く見えていたのでチャレンジしました。

2008年リーマン・ショックが近づいた際に、スキー場経営者は手放したい人ばかりなので次々と話が入ってきました。
基本的に宿があるスキー場で、他にない特徴がある所だけを手掛けると、8割の施設は売り上げが120%伸びて、2割は200%近く伸ばせました。
スキー場は企業が経営している所もありますが、地元の人達が力を合わせてスタートした所も多くあります。
時代の流れで集客出来ている時期は良いのですが、下降し始めるとマーケティングもわからず、地権者が100人いるので決めるのは合議となりマネージメントも効かない。
我々が手掛けなかったら閉鎖されたスキー場もあります。

働く人の笑顔やお客様の笑顔を見ると、本当に嬉しくなります。
スキー場が無くなることで地域全体が機能しなくなり、過疎化も進み、山林も荒れ果て、大きな水害へと繋がっていくこともあります。
フランスなどは国がスキー場をサポートしていますが、日本は我々民間が頑張らないとなりません。
中国は2022年の北京五輪に向けて2000近くのスキー場ができます。
日本のスキー場を維持していくためにも、アジア全体のスキー文化のオペレーション制度やソフトを充実させていきます。

◆フラワーパークやキャンプ場、ジップラインやゴルフ場などの山のアクティビティやホテルを検索できるサイト “Mountain Active Club”
http://mountain-active.jp/

◆マックアースウエブサイト
http://macearthgroup.com

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