都会で温泉に入れる温浴施設を全国に展開するスゴい人!

都市の温泉郷をコンセプトに展開する万葉の湯・万葉倶楽部。
北は北海道、南は福岡まで多数の温泉施設を展開している。
この会社の創業者のスゴい人が本日登場する。

しかし、スゴいのはこの事業だけではない。
最初に立ち上げた写真のDPE事業を行う日本ジャンボーは独立系最大手にまで成長し、上場を果たした。
そしてその後立ち上げた万葉倶楽部の「万葉の湯」も温泉の質にこだわり、湯河原などの名湯を都市部に持ち込み、温泉と、温泉旅館さながらの居心地を味わえるというまったく新しいスタイルが人気を呼び、大繁盛施設へと育て上げ、異業種参入を次々と成功させてきた。

さあ…
万葉倶楽部株式会社
代表取締役会長
高橋弘様の登場です!

「人間力」

熱海の酒屋に生まれ、高校卒業後約6年間後継ぎとして家業を手伝いましたが、その間に酒屋の商売は大変だと実感しました。
高校時代に写真部で写真を習ったので、酒屋の仕事の傍ら、団体旅行のお客様の記念写真を撮影し、夜なべして写真にして翌朝旅館へ持って行くと非常に喜ばれ、いい小遣い稼ぎになりました。
将来自分の職業として、酒屋よりも写真が良いのではないかと両親に伝えると、母は猛反対でしたが、父はやりたいようにしなさいと言って、独立させてもらいました。

写真事業は38年間増収増益で来ましたが、デジタルカメラの流通と共に「従来のフィルム写真の時代は終わりだ。新しい道を模索しなければならない」と直感し、第二の事業として温泉事業に取り組み始めました。
私は熱海に生まれ育ち、熱海の栄枯盛衰を見てきたので、これではだめだと思いました。
熱海に来てもらうには宿泊料や交通費、お土産代などを考えると、安い宿に泊まっても二人で5万円はかかってしまう。
これではなかなか足を運んでもらえません。
そこで、来てもらえないなら我々が温泉を持ってお客様の近くに行こうと考え、万葉の湯が生まれました。
1号店は横浜町田インターの近くに出店。
質にこだわって、関東の名湯と言われる湯河原の源泉を開業時に120トンも運び込みました。
それから全国へと展開しましたが、今まで田舎に行かないと温泉のメリットを享受できなかったものを都会へ届けようと、人口の多い都会の近くに出店してきました。

私は、博打はしない性格です。
無理をしていませんから、辛いと感じることもありませんでした。
どうしてこんなに事業を広く展開できたのかとよく聞かれますが、結果は結果です。
ご縁があり、ご縁をつないでいったら、その結果に結びついたのです。

社員にはいつも時間を大切にするように伝えています。
時間というのは、誰にも平等に与えられていますが、うまく使えば同じ時間でもより多くの事ができます。
特にビジネスの世界では、自分で時間をどう使うかによってハンデを得ることができます。
例えば9時からの仕事に7時に行けば、他の人より2時間分多く仕事ができ、他の人に勝つことができるのです。
時間の使い方次第で人生の勝負はすべて決まるのです。

大切なのは人間力です。
働いている人たちに、ここで働いていて良かったと思ってもらえる会社、経営者になってこそ、うまく行くのだと思います。

◆万葉倶楽部グループ
http://www.manyo.co.jp/

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