trippieceという会社を知っていますか?
今、20代の若者や学生たちから絶大な支持を得ている旅行会社である。
同社ではほとんどの企画をユーザー自らが作って提案し、人数が集まったら全く知らない人同士で旅行やイベントを開催する。
SNS時代と言われる現代において、旅行やイベントというリアルの体験を通じて誰かが誰かとつながる新たな仕組み。
これが若者たちの心をつかみ、人気を集めている。
そして、同社の創業者である本日のスゴい人は平成生まれの起業家。
これは、彼が学生時代に立ち上げたビジネスである。
彼の名前は、『石田言行(いあん)』
この珍しい名前こそが、彼の行動と情熱の源だという。
彼は、どんなきっかけがあり起業したのか?
さあ…
株式会社 trippiece
代表取締役
石田言行様の登場です!
「言行一致」
僕の名前は、“言行”と書いて“いあん”。
この名前で、幼い頃は苦しんだ。
自分の名前が嫌いで嫌いで仕方がなかった。
もしかしたら、周りは僕をからかっているつもりだったのかもしれないけれど、僕にとっては完全にイジメであり、学校に行くのが辛かった記憶ばかり。
大学時代、コピーライターに憧れてコピーライティングのゼミに入り、最初の課題が『自分の名前の由来』を調べることだった。
初めて幼い頃のアルバムを見た。
すると、一通の封筒が。
中を開けると、父親から僕への手紙だった。
「君に、“いあん”という名前をつけたのは・・・」という書き出しで始まるその手紙には、僕の名前の由来と、両親の思いがすべて書かれていた。
生まれて初めて、自分の名前と向き合った。
この瞬間、「よし、この名前に恥じない人生にしよう!」と決意した。
僕には、人生における後悔があった。
それは、祖父や父親が日本を代表するような選手だったのを真似て始めたバドミントンを、なかなか上達しないという理由だけで辞めてしまって、それからの学生生活が一瞬にしてつまらなくなったこと。
もう、後悔などしたくない。
そして大学2年生の時、学生団体を立ち上げた。何か社会貢献をやってみたかったからだ。
そこで、バングラデシュで素晴らしい活動をしていたグラミン銀行に見学に行こう!というツアーを企画。
現地での見学が目的だったが、見ず知らずの仲間たちとの移動や食事、語らう時間があまりに楽しすぎた。
「うわ!これをビジネスにしたい!!」
これが、僕が学生時代に、trippieceという会社を立ち上げたきっかけです。
僕自身が感動して、僕自身が世の中に欲しい!と思ったことを、そのままカタチにしました。
今では年間数万人の人たちが、trippieceを通じて、海外や国内を旅行し、旅を通じて沢山の出会いがあり、イベントを通じて人と人がつながっている。
僕は、若いうちにたくさんの失敗をしたからこそ、やりたいことをやることに対して、“なんとかなる!”という精神で出来ている気がします。
生き恥をさらすことくらい、いいじゃないか。
僕には壮大な夢があります。
潜水艦を買って、その潜水艦で世界中の海をみんなでツアーで廻れるようにしたい。
潜水艦はおそらく数百億円(笑)
でも何年かかっても、やり続ける限り近づく。
今日も僕はそう信じて、“いあん”の名前に恥じない毎日を送りたい。
◆trippiece~どこにもない旅を、みんなでつくる。
https://trippiece.com
◆石田言行Blog
http://ishidaian.tumblr.com
◆石田言行著『言行一致』
http://ur0.pw/pBf5