米軍海兵隊員としてイラク戦争の最前線で戦った日本人のスゴい人!

本日登場するスゴい人は、日本人でありながら米軍の海兵隊に入隊し、イラク戦争の激戦地で戦ったスゴい人。

彼は高校を卒業後自衛隊に入隊し、空挺団として勤務したのちに単身渡米。
海兵隊入隊後は、ブーツ・キャンプ(新兵訓練所)での11週間におよぶ厳しい訓練を修了し、歩兵学校で歩兵訓練を受けた。
2003年6月からの4か月間と、2005年7月からの7か月間、2度にわたるイラク派遣を経験。
二度目の派遣では激戦地ファルージャで戦った。
2006年1月に帰還後、伍長に昇進。
2006年10月に名誉除隊して以降は米国で会社を設立し、その傍らアメリカ陸軍予備役にて勤務している。

さあ…
WarriorTech Gear CEO
アメリカ陸軍 軍曹(予備役)
越前谷儀仁様の登場です!

「探求心」

神奈川県に生まれ、横須賀や厚木など比較的身近な場所に米軍基地があり、中学生の頃に仲間に誘われて横須賀の米軍基地のフレンドシップデーの見物に行きました。
そこで見たのが、海兵隊の「サイレント・ライフルドリル」です。
強硬な海兵隊員たちが隊列を組んで現れ、重い木製のライフルが宙を舞い、目にもとまらぬ速さでクルクルと回転するのを見て、息一つの乱れもない動作や、キリッとした姿にすっかり魅了され、この頃から彼らの仲間に入りたいと思うようになりました。

日本人として国の役に立ちたいという思いもあり、高校卒業後、自衛隊に入隊。
3か月間基礎訓練を受けた後、衛生隊を経て、第1空挺団で訓練を続けていました。
その間、仕事後に英会話学校に通い、海外に行くための準備を進めていました。

自衛隊を除隊後、NYの飲食店で働いたり、ハワイでガイドをしたりしながら、海兵隊入隊の機会を待っていました。
必須条件であるグリーンカード(永住権)などを取得し、2002年に入隊試験を受けて合格し、ついに米軍の海兵隊員となりました。
自衛隊の頃も訓練がきついと感じていましたが、海兵隊はそれとは比較にならないほどきつかったですね。
早朝3時頃に起き、朝から晩まで訓練をして、深夜に眠る日々でした。
最初の3か月間は人間の極限のような訓練が続きましたが、これが本物だと感じて、辞めたいとは思いませんでした。

訓練が終わるとすぐにイラクに派遣され、2003年6月から4か月間イラク正規軍一掃のために働きました。
2005年7月、2回目のイラク派遣となり、今度は激戦地ファルージャで7か月間任務を行いました。
戦争が長引くと状況はどんどん悪化し、トラックを撃たれ、狙撃兵に狙われ、危ないことは何度もありましたが、戦地では神経が研ぎ澄まされ、第六感も働くようになり、死を覚悟するほどの危険はありませんでした。
何よりもつらかったのは、安心して飲用できる水が無く、水を飲めなかったことですね。

4年の任期を終え、継続することもできましたが、自分の探求心に従って新しいことに挑戦しようと居住地区の陸軍に所属を変更しました。
今は予備役で8年ほど教えながら、大学で機械工学を学んでいます
私は乗り物や物を作り上げることが好きで、仲間と協力して目的を達成することが好きで、自分の探求心に従って動いたからこそ今があります。
今後も探求心を大切に自分の道を切り開きながら人生の挑戦者として歩いて行きたいと思います。

◆著書『デビルドッグ』出版社 並木書房
http://www.amazon.co.jp/dp/4890632247

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