和製ホラークイーンと呼ばれ多数の作品で活躍する女優のスゴい人!

本日登場するスゴい人は、日給8,000円のエキストラのアルバイトから映画主演女優にまで上り詰めた女性。

1998年、「D坂の殺人事件」で本格デビュー。
2000年公開の初主演映画「発狂する唇」で、第10回日本映画プロフェッショナル大賞・新人奨励賞を受賞。
以降「Jホラーブーム」に乗り、「呪怨」「ねらわれた学園」「姑獲鳥の夏」「ひぐらしのなく頃に」など多数の作品に出演し、和製ホラークイーンと呼ばれた。

特撮番組ウルトラシリーズ、平成仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズなどにも出演し、ホラーのみならず幅広い役柄で活躍する。

エキストラから主演女優まで上り詰めた彼女の仕事への取り組み方をお聞かせ頂きましょう。

さあ…
女優
三輪ひとみ様の登場です!

「自分の将来を思い描いて動くことが大事」

女優になったきっかけは、エキストラのアルバイト募集広告。
当時はエキストラでも1日8,000円くらいの出演料がもらえた時代でした。
その事務所に所属して映画の現場に行くようになり、江戸川乱歩原作、実相寺昭雄監督の映画「D坂の殺人事件」で小林少年役を演じたのをきっかけに、本格的に映画の世界に入りました。
セットや照明の機材がずらりと並ぶ様子を見て「これが映画なんだ」と感激したことを、今でも鮮明に思い出します。

負けず嫌いだったので、エキストラをやっているときから常に「画面の真ん中に行きたい」と思い、事務所にも自分をアピールしていました。
何事も自分の将来を思い描いて動くことが大事だと思っています。

そう心がけていても、役者になって経験したのが「常に仕事があるわけではない」という壁でした。
しかし、この壁を経験したからこそ学べたこともありました。
仕事を待っている時期に、いかに自分のモチベーションを高く保ち、自分の魅力を高められるかが大事だという事。
たとえ生活のためにアルバイトをしていたとしても、本気でやっていれば、それが自分の財産になります。
「自分がどんな役にたっているのか」を認識しながら、仕事をすることが必要だと思います。

この世界でたくさんの方とお会いしましたが、スターと呼ばれる方は、いるだけでスターというオーラが出ています。
私には生まれ持ったオーラなどはありません。
だからこそ、自分の個性やカラーを最大限に引き出すために、勉強しました。
自分で工夫をしながら仕事に取り組むうちに、多数のホラー作品に声をかけて頂き、「和製ホラークイーン」と呼ばれて年間12本の作品に出演していました。

現在、赤坂でバーを経営して三年目になります。
映画という特殊な世界で長年やってきたので、社会と関わるものが欲しくてこのお店をやろうと決意しました。
経営者としてお店に立って初めて、自分が知らない世界や人が見えてきました。
そして「演じる人は、人を見ていないと出来ない」と気づきました。
これは役者だけをやっていた時にはわからなかったことです。

役者には「終わり」や「完成」がありません。
60歳になって10代の役を演じることもできるのが役者の面白さですので、今後も役者としてもっと勉強して、新しい役柄に挑戦し続けたいと思っています。

◆三輪ひとみオフィシャルブログ「三輪ひとみの徒然草」
http://ameblo.jp/miwa-hitomi/

◆赤坂の隠れ家のようなBAR【Bonne eau】
http://www.bonne-eau.net/

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