本日登場するスゴい人は、竹馬の全国大会で6回の優勝を果たし、30m障害、走り高跳び、トラック牽引重量記録、50mブリッジ走では世界記録を持つスゴい人。
そんなスゴい人の本業は、歯科医師。
彼が竹馬を極め始めたのは24歳の時。
誰も成し遂げたことの無い様々な挑戦をし、テレビ番組でも多数取り上げられた。
彼はなぜ、竹馬を極めるようになったのだろうか?
さあ・・・歯科医師竹馬乗り 高村雅男様の登場です!
「好きなことを極める」
両親は数学の教授で、父は数学の世界では有名な人でした。
幼い頃から、朝3時に起きてから一日中ずっと数学の事を考えている父の姿を見ていて、物事を極めるためには、ストイックになるのが当たり前だと、子ども心に思っていました。
竹馬は、5歳くらいの頃に父に勧められて始め、好きでしたが競技なども特になかったので、小学生の間は、少し高い竹馬に乗る程度でした。
24歳の時、テレビ番組で竹馬の競技をやっているのを見て、これなら自分は優勝できるんじゃないかと思い、やってみることにしたんです。
それ以来、色々なテレビ番組から「これはできますか?」と様々な挑戦をする依頼が来るようになりました。
竹馬に乗りながら、ラーメンを調理して食べたり、トロンボーンを吹いたり、縄跳びをしたり、トラックを引っ張ったり、色々なことに挑戦しました。
もちろん、全部が全部成功するわけではなく、失敗して骨折をしたりけがをした事もありますが、失敗が次の挑戦に活きるので苦になることはありません。
4mの竹馬に乗る時には、竹馬一本が10キロもの重さになるので、その為に筋力トレーニングもしたり、「好きなもので、どうやったら日本一になれるか?」を考え、その為に計画と方法を考えて必要なトレーニングをおこなってきました。
私は何をする時でも、どうやったら効率よくできるかを常に考えています。
歯科医師の国家試験の勉強の時には、1日24時間という限られた時間を効率よく使うために、1日を2分割して、5時間寝て7時間起き、そのうち3時間ずつ勉強をするというサイクルを考え、合格することができました。
私には4人の子どもがいますが、どんな事でもいいので好きなもので日本一を目指すように教え、すでに実現しています。
たとえそれが、他の人から見たらどうでもいい事でも、自分にとっては「日本一」になることが自信になる。
それに、一番になるために工夫して、努力の方法を考えることは、勉強やほかの事にも応用できるようになるのです。
今後の目標としては、こまやけん玉などには協会があるのに、同じ日本伝統の遊びである竹馬には協会が無いので、いずれ竹馬協会の設立をしたいと思っています。
小学校での竹馬教室など、竹馬を広める活動も、継続して行っていきたいです。