本日登場のスゴい人は、大学卒業とともにアルバイトとして“窓ふき”を始め、20年以上続けている、窓ふきのプロフェッショナル。
始めはお金を稼ぐ為の手段にしか過ぎなかったが、窓ふきの日本大会で優勝し、世界大会にも出場。
専用の練習場を作り、ひたすら練習を繰り返し、ついに世界大会で優勝という偉業を成し遂げた。
日本人としては初の快挙である。
彼の窓ふきにかける情熱とは?
さあ・・・有限会社ランダムアクセス 細川泰生様の登場です!
「お客様から感謝される仕事をできて幸せ」
窓ふきという仕事を始めたのは、20年以上前です。
始めた時はアルバイトで週に3、4回やっているだけでした。
正直、ここまで続けるとは思っていなかったです。
目の前のガラスが綺麗になるのがただただ楽しくて、新しい技術を学ぶ経験は本当に刺激的でした。
大会は普段の清掃とは違う部分もあるので練習が必要ですが、練習は苦ではなかったです。
日本大会で優勝して、翌年の世界大会に挑戦しました。
練習のために世界大会で使用される規格の窓ガラスを加工して作り、空いた時間を見つけては毎日のように2時間ずつ練習しました。
1回あたり15秒程度で終わるので、2時間の練習は相当疲れます。
世界大会は日本人で優勝した事のある人はいなかったので、未知の領域への挑戦でした。
私はとにかく未知への挑戦が楽しいんです。
仕事は繁忙期になると朝から晩までありますし、時には夜間の窓ふきの仕事もありますので本当に体力的にきついです。
ただ、仕事をする度に毎回のように窓が綺麗になってお客様から感謝の言葉を聞けるので、それはこの仕事をやっていて本当に嬉しいと思う瞬間です。
“窓ふき”の仕事は20年続けていても、去年できなかった事が今年できるようになったりと自分の成長を感じる事が出来ます。
一つの事を長年やって来たからわかる世界もあると思うんです。
最近では一つの仕事を長くやるという事が少なくなっているかもしれませんが、長くやらなければわからない事も沢山あります。
私は今後どこまでこの仕事を続けるかわかりませんが、楽しみながら仕事に取り組んでいきます。