都心から離れた住宅地で1日400人が訪れ行列のできる洋菓子店を作ったスゴい人!

神奈川県川崎市の住宅地の一角にありながら、1日約400人が訪れ連日行列のできる洋菓子店を生み出したスゴい人が本日登場する。
彼は自分の洋菓子店を持つにあたり、他店との差別化を考えた。
そうして生まれた特徴が、出来立ての洋菓子を売ること。
その時々の季節に合った旬な食材を使った洋菓子で、お客様に季節を感じてもらうこと。
そして、店の周辺の庭先にはその季節に咲く花や植物を植え、洋菓子だけでなくその店の外観からも季節を感じられるようにした。
創業から25年。
今もなお多くのリピート客を増やし続けているのは、自分の力だけでなく周りの人が支えてくれたおかげだと彼は言う。
果たしてどんなことがあったのだろうか?
さあ・・・有限会社リリエンベルグ代表取締役 横溝春雄様の登場です!

「人生ゆっくり、マイペースで」

幼少の頃は、まさに映画「3丁目の夕日」のような環境で育ち、塾などなかったので、毎日遊びまくっていました。
実家がパン屋で両親が朝から晩までパンを作っている姿を見てきたので、就職を考えた時に私も食に関する仕事がいいなと思い、菓子屋を目指しました。
修業を始めた当初は月2回の休みでとても厳しい世界でした。
主な仕事は、従業員のまかない作り、洗物、ケーキの配達でした。
同年代が遊んでいる中、悔しい思いをしながら仕事をしていましたね。
修業を始めて3年後のある時に後輩が失敗をしました。
私は先輩という立場から、親方と一緒になって怒りました。
それを見た先輩が私に「人は人なりの我慢の限界というものがあるから、それを越えちゃうとそいつをダメにしちゃうぞ」と教えてくれたのです。
先輩の言葉に、私はハっと気づかされました。
そして、スイスでの修業中にデニッシュ作りの仕事を任されたのですが、何度やってもうまく作れなかったのです。
当時は仕事をクビになるのではないかという恐怖心を抱えながら仕事をしていました。
悩んでいた時に、普段ネクタイをしている親方が朝から晩まで私のそばについて原因を究明してくれて、助けてくださったのです。
私が逆の立場だったら辞めさせちゃったかもしれない状況なのに、親方は優しく手を取って、教えてくださいました。
そして私は、日本に帰った時には尊敬する親方のようになりたいと思いました。
洋菓子作りだけでなく、人への指導の仕方についても教えてもらいました。
今は従業員に対して1回言ってもダメだったら、2回でも3回でも視点を変えて言い続け、指導しています。
夢を実現するには、信じて続ける事ですね。
ところが、夢は求めると叶えられるとよく言いますが、ほとんどの人が叶えられない。
ただ、自分を信じて夢を追い続けていれば、仮にその夢に破れても、次の夢が叶うのです。
例えば、ケーキ屋さんをやろうと思って一生懸命頑張れば、ケーキ屋の夢がダメだと思った時にはパン屋とか和食の世界とか、その人に合った夢に変化していきます。
だから、修業時代が無駄になることはありません。
与えられたことを一生懸命やっていれば、いずれ天職としてやっていく職業(=夢)に出会えると思います。
そして、人に優しくすること。
そうすれば、必ず自分に返ってきます。
物事を悪くとらえずに前向きに考えることが大切だと思います。

◆リリエンベルグホームページ
http://www.lilienberg.jp/

※一部携帯では見られない可能性があります。

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