1964年に日本で初めてのブライダルサロンをオープン。
数多くのウェディングドレスの見本を展示し、実際に試着をして注文ができるという全く新しいスタイルのお店を作り出した。
その後も、日本で初めてのブライダルファッションショーを行い、ブライダル専門書『ブライダルブック』を出版。
ブライダルプロデューサーやコーディネーターを育てる全日本ブライダル協会も設立した。
1993年には世界各国に日本のブライダル文化を広めた功績が認められ、外務大臣表彰を受賞した。
2003年には、日本のブライダルシーンの創造者としてパリオートクチュールコレクションにも参加し、大絶賛された。
誰もやっていないことにチャレンジし続けた人生だと彼女は語る。
さあ・・・株式会社ユミカツラインターナショナル社長 桂由美様の登場です!
「全てはお客様のために」
母が洋裁学校をやっていて、私はその跡を継ぎました。
学校で、生徒の卒業製作にブライダル関連の課題を与えたことがありました。
しかし、当時は和装での結婚式が主流の時代。
ドレスの材料や白いパンプス一つを探すのにも苦労しました。
ブーケを作れる花屋もありませんでした。
あまりにも日本にブライダル関連のものが何も無い。
生徒から「それなら先生がお店を作ってはどうです?」と言われて、自分でウエディングドレスを作ることを決意したのです。
海外の高級デパートにはブライダルサロンがあって、そこで女性は結婚式前にドレスをオーダーする。
日本の百貨店でもサロンを作れば流行るんじゃないかと思って、提案に行ってみたのです。
しかし、当時は和装での結婚式が97%の時代、和装の結婚式衣装販売で十分に利益が出ていました。
ドレスの方が販売単価も安くなってしまうので、わざわざドレスを扱うことはなく、断られてしまいました。
本当に悔しくて、悔しくて・・・銀座の街を、涙を流しながら歩いて帰りました。
もう人には頼っていられないと一念発起して、自分でブライダルサロンを作ったのです。
ドレスの見本を並べて、実際に試着ができる。
自分に似合うデザインを花嫁がその目で確かめながらオーダーできるお店にしたのです。
初年度のお客様は30人。
4人の社員がいたので、利益は出ません。
だけど、自分の作ったドレスを求めてくれるお客様がいる限り続けようと、昼も夜も働きました。
続けているうちに口コミも手伝って、徐々にお客様が来てくれるようになったのです。
1981年、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式が日本でもテレビ放映されて、ドレスを着て結婚式を挙げたいという人が急増しました。
お店が軌道に乗ってからも、モーニングとタキシードが主流だった花婿の衣装を燕尾服も選択できるようにと、スタイリッシュな燕尾服を作って認知度を広げる活動をしたり、お色直しでスピーディに和装が着られるように15分程でクイックチェンジできる新和装のスタイルを作り出したり、色々なことにチャレンジしてきました。
その度に反発も色々と受けました。
だけど、私は求めてくださるお客様がいるから続けてこられたのです。
誰もやらないからブライダルサロンも作ったし、花婿の装いのファッション化も実現した。
お客様が困っている、それを助けたい。
その一心でやってきたのです。
花嫁を世界中で一番美しく輝かせるために、私はウエディングドレスをデザインし続けます。
◆2014年ユミカツラグランドコレクション開催
東京・大阪通算76回目となる2014年ユミカツラグランドコレクションのテーマは、ブライダルファッションを通じ幸せの絆で若い世代へ夢と感動を伝えたいという思いから、『HANA*YUME(はな・ゆめ)』にしました。
誰からも「結婚って素晴らしいな」と感じてもらえるよう、他に類のないウエディングドレスやフォトジェニックな新和装など和洋の最新作約100点をラインナップ。
ユミカツラの美学を網羅したファッションショーにアーティストライブを融合させたエキサイティングなステージをお楽しみに!!
更にスペシャルゲストとして白鵬が福島の子どもたち10名と登場し応援歌を披露します。
【イベント名】
2014 YUMI KATSURA GRAND COLLECTION IN TOKYO
「HANA YUME」
【開催日】
2014年2月16日(日曜日)
【会場】
両国国技館
【ゲスト】
華原朋美、Crystal Kay、白鵬
【時間】
13:00の部 開場12:00~終演14:30
17:00の部 開場16:00~終演18:30
【チケット】
S席¥10,000
A席¥8,000
B席¥3,500
◆ユミカツラグランドコレクション公式サイト
http://tbc.katsura-yumi.co.jp/
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