プロレスラー 長州力のモノマネで「キレてないですよ」と言えば、誰もがわかるのではないでしょうか。
彼の代表的なネタであるパラパラは、意外な瞬間に生まれたという。
取材中、「僕はぜんぜんスゴくないんですが記事になりますか。」と気にされていたが、取材担当者は、彼のように自然で、拘りを持った生き方がこれからの時代には求められるのではないだろうかと感じた。
彼がこだわり、大切にしている事とは?
さあ・・・お笑い芸人 長州小力様の登場です!
「転機」
高校時代、見た目はおとなしいのにやりたくないことは一切やらない厄介な少年でした。
1年の夏休み明けに「学校辞めたいな」と友達と話していたら、本気で辞めたくなり、退学しちゃったのです。
この時、物静かな親父から思いっきり殴られたのは今でも覚えています。
家の仕事を手伝わされましたが、志もないので言われたことをやるだけ。
でも、何か手応えが欲しいといつも思っていました。
悪いことなのですが、お金を拝借しようと母の財布を開けると芸能事務所“ジャパン・アクション・クラブ”の募集の切り抜きがあったのです。
母が僕の将来を考えてくれていたのを知り、エキストラ劇団に入りました。
でも、ここもすぐに辞めてしまいました。
20歳になった時、このままで良いのかと考えたらやはり、もう一度テレビの世界にチャレンジしたくなり、辞めてしまった劇団に戻ったのです。
お笑い芸人の友達もでき、コントもしました。
しかし志が続かず、また辞めようかと思っていた時西口プロレスから声を掛けて頂きました。
そこで後輩達が積極的にライブに出ている姿を見て先輩なのに責任感もなく情けないと思い、心を入れ替えて積極的に活動するようになったのです。
パラパラが出来たきっかけは、お客様にウケていたラジオ体操ネタを西口の仲間から「もう飽きた。他のネタ無いの?」と言われ、咄嗟に「パラパラ」と答えた事でした。
やったことはなかったけどずっと気になっていて、友達に有名な曲とメインの振りだけ教えてもらい、披露したら大ウケ!
嘘からのスタートですが、意地になってやった時、自分の中で何かが変わりました。
今は、当時から比べると落ちている事になるけど、打ち上がった花火は必ず落ちる事は最初から知っていました。
ただ、良い時期がずっと続くことが本当に幸せかはわかりません。
人それぞれ、その状況を良いと思っているかもわからないしね。
今一番思うことは、「100人笑わせよう」と思い、目指すことは素晴らしいことですが、現実もわかっていないといけない。
経験が浅いと全部を取りに行きたくなっちゃうし、一番しか見えなくなるけど、それでは精神的に疲れてしまい、長続きしません。
僕は本当に運が良くて、良い仕事をさせて頂き、良い人と出会えたお陰で今こう思えるのかな。
僕は、自分が好きでやっている「お笑いに関係する事」に関しては、絶対に断らないという事を1つ決めて邁進したら運を手繰り寄せることが出来ました。
運は待っていても来ないのです。
◆毎月1回新宿FACEにて西口プロレス興行開催中
(11月は26日(火)19:00試合開始)
http://www.wgwf.com/live.htm
◆日テレG+にて「劇闘!?西口プロレス」OA中
http://www.ntv.co.jp/G/others/nishiguchiprowrestling/
◆マシェリプレゼンツ「小力の小部屋」毎週1回生放送
http://www.macherie.tv/campaign/nishiguchi/
◆西口プロレス公式サイト「西口プロレス応援団」
http://www.wgwf.com/
※上記サイトは、一部携帯では見られない可能性があります。