日本ではピエロと呼ばれることが多いが、世界的には道化師をクラウンという。
これを医療現場にもちこみ、患者を楽しませ笑顔にするホスピタル・クラウンと呼ばれる活動がある。
この活動を日本で開拓し、今もなお最前線で活躍を続けている人が本日のスゴい人。
2006年、病院訪問活動を組織化し、「NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会」を設立。
理事長に就任した。
2008年フロリダで行われたWCA(ワールド・クラウン・アソシエーション)のコンペでグループ部門第1位となった。
そして、サンクチュアリ出版より『ホスピタルクラウン』出版。
その後、本のヒットを受けてフジテレビでドラマ化もされた。
日本において、クラウン文化は全く根付いていなかった。
彼が約20年、真っすぐ突き進んでこられた理由はどこにあるのだろうか。
さあ・・・日本ホスピタル・クラウン協会理事長 大棟耕介様の登場です!
「今を精一杯生きる」
公務員の家庭に育ち、“おおむね君は良い子でなければいけない”と周囲から思われているのだと勝手に感じていた。
もともと、人前に出て目立つタイプではなかった。
社会に出てからは鉄道会社に勤務していたのだが、クラウンの世界に飛び込んだのは、
学生時代から苦手意識の強かった「人前に出る」という感覚をどうにか克服したいということが、一番の理由だった。
自分が克服したいこの感覚は“道化師=クラウン”というジャンルの中に詰まっていた。
また、このクラウンは体系的に職業にしている人が周りにいなく、職業になりうると考えた。
当時24歳。
覚悟を決めて、クラウンの世界へと進んだ。
それからは試行錯誤しながらも、1年目、2年目、3年目とずっと順調に進んでいき、今では21年目になる。
今がある理由は、その時その時の“今”を真剣に生きてきたからだと思う。
今日というこの日を精一杯真剣に生きられない人にチャンスは巡ってこないと思う。
僕には、将来の大きな夢や目標などがある訳ではない。
夢や目標は周りがつくってくれるものだと思っている。
人から何か依頼され、求められたことに対して真剣に応える。
そうしたら、また求められる。
人から求められることが、自分というものを作るのである。
また、アーティストがお金をもらい続けていくためには、社会性をもたなければならないと思う。
どれだけスゴいパフォーマンスをしたかではなく、どれだけ喜び満足してもらえたかが大切。
アーティストである僕自身、社会性を保つために社会の情報は常に取り入れている。
しかしやはり、一番大切なことは、今、目の前を真剣に生きること。
これの繰り返しの積み重ねが今を作り出していると思う。
◆日本ホスピタル・クラウン協会公式サイト
http://www.hospital-clown.jp/
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◆“クラウン専門エージェント”
プレジャー企画公式サイト
http://www.pleasure-p.co.jp/
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◆著書『ホスピタルクラウン』
病院に笑いを届ける道化師
著:大棟耕介
発行/発売:サンクチュアリ出版
http://www.sanctuarybooks.jp/clown/
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