ワールドカップで3度優勝したトライアスリートのスゴい人!

北京、ロンドンと2回連続でオリンピックに出場し、次回のリオデジャネイロも代表入りを期待される選手。
2009-10年のウァトゥルコ・ワールドカップでは2連覇。
さらに2013年のワールドカップでは、3度目の優勝を果たした。
今や、彼女は日本のトライアスロンを牽引する選手と言っても過言ではない。
近年、経営者たちを巻き込んで急激に参加人口が増えている、トライアスロンというスポーツ。
彼女はなぜ始めたのか?
勝つ!という目標の捉え方は?
さあ・・・トライアスロン選手 上田藍様の登場です!

「いつか、勝つと信じること」

両親がスポーツ好きで、物心ついたときから母親がソフトボールの練習をしているグラウンドをぐるぐると走っていたと聞いています。
兄の影響で始めた水泳も、泳げないのに飛び込んだり、兄と競争して本気で勝つまでやろうとしていました。
思い返せば、両親からは“いつか勝てるから”と、ずっと言われて続けていた記憶があり、それは今でも言われています。
水泳ではなかなか勝てず、持久走が得意ということで勧められた陸上の市民大会で生まれて初めて優勝して大きなトロフィーをもらったことが、“勝つ”喜びを初めてかみしめた瞬間でした。
しかし、せっかくスポーツ推薦で入った高校では勝てず、勝てないからさらに練習をして、練習のし過ぎで疲労が溜り勝てないという負の連鎖に陥りました。
あれほど、悔しかった時期はなかったです。
しかし、その経験が高校2年生で将来の進路を決めるときに「何か新しいモノにチャレンジをしてみよう」という気にさせてくれました。
そこで始めたのが、トライアスロンでした。
その当時、トライアスロン業界は今ほど整っていなかったため、あらゆる情報を収集して両親が優秀なコーチを見つけてくれたのです。
今もお世話になっている山根コーチとの出逢いが今の私をつくってくれました。
3年間は、アルバイトをしながら必死に練習しました。
でも、1日たりとも辛いって思ったことはないんです、不思議と。
常に私にあるのは、両親の“いつか勝てるから”
今も、次回のオリンピックでの金メダル獲得の瞬間しかイメージしていないです。
勝利を手にした自分をイメージして今日の自分を反省すると、もっともっとって向上心が湧いてくるんです。
若い子たちにはもっと貪欲になって素直になって欲しいです。
言われたことをそのままやるんじゃなく、言われたことを言われた以上にやって、わからないことをわからないって素直に聞ければ、絶対に、その人は、もっと教えてくれるはず。
私はそうやって、コーチに食らいついてきましたよ!

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