幾多の倒産の危機を乗り越え有名著者人を抱える出版社を作り出したスゴい人!

フォレスト出版を16年前に立ち上げた当初は資金難から、何度も倒産の危機に瀕した。しかし、そのたびに「今」に集中してアクションを起こし続けて乗り越えた。
今ではピークパフォーマンスコーチ マイケル ボルダック氏やカーネギーメロン大学博士の天才脳機能学者 苫米地 英人氏ベストセラー作家 浅見 帆帆子氏など多方面で活躍する著者のみなさんと活動ができる出版社へと成長した。彼が出版に対して情熱を燃やす理由とは?
さあ・・・フォレスト出版株式会社代表取締役、太田宏様の登場です!

「“今”に焦点を」
今から16年前にフォレスト出版を立ち上げました。設立した当初は、経済予測を書いた読み物を出版していました。編集プロダクションに所属していた時代に私が得意だったジャンルでした。
本を作る時には、まずは構造を考えます。目次の作り方で、読者がどういう風に反応するかを計算するのです。
でも、どんなに計算しても、本が売れるかどうかは本を世の中に出してみるまでわかりません。ある種ギャンブルのようなものです。
本が20万部や30万部売れれば、「天下を取ったぞ!」という快感があります。でも、一発ベストセラーを当ててお金儲けをしようと考えて出版社を立ち上げるのは、あまりにもリスクが高いのでお勧めできません。綿飴屋をやった方が確実に儲かると思います(笑)世の中の問題を色々な切り口で解消できるような本を出したいと考えることが大切だと思います。
今まで会社が潰れそうになったことは何度もあります。立ち上げ当初3年間は社員も8人と少なくて、本が思ったように売れず、お金が出て行くばかりでキャッシュフローが厳しい状態でした。
月末になれば、資金繰りが苦しく周りの人にお金を借りにいきました。一度借りた人にも「次は売れます」「この本は次の世の中のトレンドを作ります」など色々な理由をつけて、何度となく借金を申し込みました。
ある日、もう本当にこの人に断られたら会社が潰れるという瀬戸際のところでお金を借りにいったら、「いい加減なことをやめろ!」と机を叩かれました。
この時ばかりは、これが限界かと膝がガクガクと震えて止まりませんでした。でも、「今回だけだぞ」となんとか資金を貸してくれて首の皮一枚がつながった瞬間でした。今でもこのシーンは鮮明に覚えています。
この方がいなかったら会社は10回くらい潰れているはずなので本当に感謝しています。
しばらくの間、月末は資金繰りのことしか考えられない状態が続きましたが、本の出版以外の収入を得るために著者のセミナーを行ってコミュニティを作り、本、セミナー、教材を販売するという今のビジネススタイルを始めたのです。
今の私の夢は、2014年12月にシンガポールの老舗中の老舗“ラッフルズホテル”の中庭で日本とアジアの友人たちが笑って明日の夢を語るパーティをしたいと思っています。
ソウル、シンガポール、香港、上海、台北。アジア中に友達を作ってともに遊び、カジュアルにビジネスをする。そういう楽しい時代ではないでしょうか。

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