本日は、行列のできる法律相談所に出演し、お馴染みのスゴい!弁護士が登場する。
大学卒業後に弁護士となり、海外留学を経て弁護士事務所を開設。
TV番組「行列のできる法律相談所」に出演し法律を身近なものにすることに大きく貢献して人気に火がつき、
59歳で『24時間テレビ28』のチャリティーマラソンランナーとして100kmを見事完走するなど、お茶の間の人気者となった。その後、参議院議員となり、弁護士のみならず政治の世界にも足場をおいて、世の問題に対処してゆくことを決意したという。
更に個人として、哲学をもった人間となることを常に意識しているとのことである。
順調な道のりを歩んでいるように見えるその裏側には、人生に対する深い悩みがあったという。その、悩みとは?
さあ・・・丸山国際法律事務所 代表、参議院議員 丸山和也様の登場です!
「常に一生懸命」
幼い頃から自分が何をなすために生まれたのか、何をするべきなのか悩んでいました。
大学に入学して18歳で上京しました。この時は東京に出る事自体が目的で、
弁護士になるために上京した訳ではありませんでした。とに角、田舎から広い世界に出たかったのです。
弁護士になったのは、友達の影響もあるのですが、その当時、合格率2%、合格平均年齢28歳という弁護士試験の狭き門に果敢にチャレンジする事がヒーローのように感じられ、燃えていました。
3度目の試験で合格し弁護士を始めたのですが、業務を始めて3年目の時、仕事はやりがいがあったのですが、心から満足してない自分に悩みました。自分がくだらない存在だとさえ感じていました。
これが自分が本当にやるべき事なのか?と疑問が湧き、何か世界が開けないかと思ってワシントン大学への留学を決意しました。ワシントン大学ロースクール卒業後、ロサンゼルスの法律事務所で実務経験を積んでいました。
35歳の時アメリカに今後一生住むかどうかで悩みました。
日米戦争になった時アメリカ側の立場で銃を持てるか?と考えた時、俺は日本人だ、と思い日本に戻りました。
アメリカに行く前から弁護士の資格は持っているが、先が見える繰り返しの人生でこのまま終わるのはつまらないと悩んでいました。
それは日本に戻ってからも変わりませんでした。
そんな中、人生の考え方について深いところで気づかされた体験があります。
ひとつは禅をやっていた師匠からの言葉で「生まれた時に目的を持って生まれてきた人はいない。人生に最初から決まった目的なんて無く、自分がそれをすると決めたら、それが生きる目的になる。悩んで悩んで決めたことが目的になる。」
もう一つは黒柳徹子さんがラジオの番組でおっしゃったのが「私はね、今まで特に人生の目標を立てたことはないんですよ。だから、はっきりとした挫折感も体験したことは無いんです。でも、その時々の仕事を一生懸命やっていたら、いつの間にかこのようになったんです。」これを聞いて、今まで自分は直面していたことに100%集中して生きてきたが、これが結局正しかったと自信が持て、憑き物が取れたようにスッキリしました。
私は人生の目的や目標は、悩みながらも常に自分が現在直面している物事に試行錯誤しながら一生懸命ぶつかっていけば、きっと見つかるのだと信じています。またそうしてきたから、今の私がいるのだと思います。