オタクでありながらK-1チャンピオンになったスゴい人!

本日は日本の立ち技格闘技最大のイベントである“K-1”のJAPANトーナメントチャンピオンとオタクを両立するスゴい人!が登場する。
入場曲はアニメの曲をかけ、入場衣装はコスプレ。そんなオタクを代表する格闘家が存在する。
魁塾所属のプロ格闘選手第一号のため他の選手とセットで試合が組まれる事もなく、キックボクシング連盟に所属しないため、試合が組まれづらかった。
K-1チャンピオンどころか出場すら絶対無理だと言われていた。
そんな中、絶望する事なくインターネットで試合を探し、応募する事やインターネットで話題になる事でチャンスを作りK-1出場を果たした。そんな中おとずれた3連敗の試練。その試練の中で手に入れた思いとは。
さあ・・・オタク代表格闘家、長島☆自演乙☆雄一郎様の登場です!

「好きな事をやる」
小学校の時から学校が嫌いで、引きこもりでした。
その時からアニメが好きで、将来は大学に行くか声優の専門学校に行くか悩んだくらいです。
たまたま公募推薦で大学に受かり、進学することになりました。大学に行ってなかったら声優を目指していましたね。プロの格闘家になりたかったので、大学では日本拳法を学びました。大学4年の頃、優勝するとプロになれるトーナメントがあり、出たら優勝してしまったんですね。ちなみにこの時は、総合格闘技でした。
その後プロデビューを1戦した後所属していたジムがなくなり、その後、魁塾にお世話になり、立ち技の世界にはいりました。
試合は順調に勝っていたのですが、フリーだったので試合が組めない時期がありました。ネットサーフィンで調べた所に応募してやっと試合を組んでもらう状況だったので、大変でしたね。
K-1に出られたきっかけは、インターネットでした。キックボクシングのタイトルマッチで勝つ事が出来た時、“初音ミクのコスプレをしたアニヲタのキックボクサー「長島☆自演乙☆雄一郎」が圧勝で新王者に”という内容でインターネット上で話題になりました。
その時ブログのアクセス数が1日2000ページビューぐらいだったのが、20万ページビューぐらいまで急上昇しました。入場については、好きな曲や恰好をしたらテンションあがるじゃないですか?それがアニソンでコスプレっていうだけなんですよ。勝っているから良いけど負けたらひどい目にあうよって周りからも言われていましたし、
自覚もしていました。インターネットで話題になる事が多くなってきて、ついにK-1からオファーが来たんです。
地上波ですからね。今までと違うので、初参戦の試合は本当に吐きそうなくらい緊張しました。幸いKOで勝て、その後もK-1に出してもらえるようになりました。インターネットで後押しされてK-1に出られた僕ですが、3連敗した時は大変叩かれました。「俺の方が強いわ」とか「死ね」とか「コスプレするからTVに出てるから練習できないんだ」とかね。マジで引退考えました。でも、自分にとって格闘技しかないので辞められなかったんです。
そして、ラストチャンスだと思って挑んだK-1のトーナメントで、
なんと全試合KO勝利で優勝できたんです。奇跡でしたね。K-1に出る夢を見なければ、叶う事が無かった事だと思います。
夢は見る事が大事。見た夢をあきらめず、自分を信じてやりたい事をやったら、奇跡は起こりましたよ。

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