“放送作家”
テレビ番組の制作に於ける「企画」・「構成」と呼ばれる仕事を専門に行う作家である。
その放送作家として第一線で活躍するスゴい人が本日登場する。
笑っていいとも!、お願い!ランキング、Qさま!!など誰もが知っている人気番組を16本も担当している。
放送作家として成功するための極意とは?
さあ・・・株式会社古舘プロジェクト樋口卓治様の登場です!
「感動する番組を作る」
放送作家になって肉体的にきつかったのですが、仕事は凄く面白いので精神的には満たされています。
休みの時でも、テレビで使えるネタは無いかと自然とアイデアを探してしまいます。
飲み会に行っても、自分が帰った後に何か面白いことが起こるのでは無いかと思って、いつも最後まで残ります。仕事とプライベートの境目が無い感じですね。
番組を作る中では、ダメなことはダメだとルールを決めます。
ひとつの番組を作る時には何十人ものスタッフが集まり共同で仕事をします。
ルールや中心となるコンセプトが無いと、番組の軸がぶれてしまうのです。
面白いものは何でも取り入れようという考えだけで番組を製作してしまうと、
「そもそもその番組が何を視聴者に伝えようとしているのか?」が分からなくなってしまい、結局のところつまらない番組になってしまいます。
視聴者の期待を超えて感動させることはできません。
番組を作る中で感じることは、会議などで積極的に発言していく人は、伸びていきますね。
会議の場では年上の人がいたり、役職が上の人がいて若手にとって発言しにくいものです。
しかし言葉にしなければ、相手に伝わりません。伝わらなければ、結局何も始まらないんですね。
勇気を出して発言すれば失敗もたくさんしますし、そうならないためにも、次は違うやり方を選んだり、事前準備をしっかりするようになったりと、多くのことが学べます。結局、本人の成長に繋がるのです。
私たちが作る番組は、多くの人が何時間もかけて一生懸命作っても、面白くなければ、リモコンのボタン一つで変えられてしまいます。
だからこそ、裏番組のことがどうしても気になるし、負けたくないという気持ちも生まれます。
でも、最も大事なのは、ライバル意識よりも視聴者に感動を届けること。
相手の心にまで響く番組作りを続けていきます。