知的障害者でつくるプロ和太鼓集団「瑞宝(ずいほう)太鼓」。
本日は、30代にしてその集団を率いる団長の登場。今、彼らの日常を記録したノンフィクション映画“幸せの太鼓を響かせて~インクルージョン”が公開中だ。
しかも、彼らは、健常者に交じって参加した全国大会で、なんと2位!!震災地に、団員が代わる代わる訪問し東北に、和太鼓の音を響かしている。
さあ、瑞宝(ずいほう)太鼓岩本友広様の登場です
「一打、一打に感謝を込めて」
周りのひとは僕のことを知的障害者」というからきっと、そうなのだろう。
7歳の時に知的障害者施設の“ひかり太鼓”というチームに入り太鼓をはじめました。
太鼓をドーン、ドーンとみんなで打つのが楽しくて仕方ありませんでした。施設を卒業して、
就職をし、昼間は働いて、
夜は太鼓の練習の日々。
ある時、大分の『鼓童』や鹿児島の『TAO』などプロの太鼓集団を見に行く
機会がありました。
太鼓を叩くたびに、歓声を上げる観客達。公演が終わっても歓喜の拍手が
鳴り止みませんでした。
『自分もプロになって、あんなステージに立ってみたい!』
と心の芯をドーンと打たれました。それから、瑞宝太鼓のプロとなることを決心しました。
ステージの上でお客さんとの一体感が得られた時に、
太鼓を叩いていて本当に良かったと心から思います。
お客さんと一緒に笑ったり、手拍子があったり、
感動して涙が出たり・・・
公演が終わった後に、「今日の太鼓は良かったよ」「また見に来るからね」
と言ってもらえたら、感謝の気持ちで心がいっぱいになります。
僕は今お嫁さんをもらってかわいい子供を授かった
これからは一家の長としても60歳、70歳になっても、太鼓を叩き続けて、
感謝をしながら努力をし続けます。
最高の公演のために!