花柳界にたった5名しかいない太鼓持ちの一人のスゴい人!

"幇間"とは、太鼓持ちのこと。
わかりやすく言うと芸者さんの後ろで太鼓を叩いている人。
実は、その幇間を現在の日本においてやり続けている方は、日本でたった5人。
好きなことをやり続けて見つけた好きなこと以上の天命。常に人のために人の後ろで支え続ける役目。
一流を目指すとは?天命を見つけるとは?

 

私は 新劇で貧乏役者を 16年やっていた時、 幇間(太鼓持ち)の役を演じる機会があり、 「こっちの方が合うのではないか?」 という事で 幇間という 世界へ40歳で弟子入りしました。

今年で 17年目になります。

役者時代は貧乏で、 お金が無い事は日常であり、 家賃も半年滞納した事もありました。

毎日が挫折に近い状態で、 「いつ辞めようか」 と思っている毎日でした。

そんな状況でも、 やり続けられたのは 演じる事が好きであり、 「何が何でもこれで飯を食べる!」 と心に 決めていたからでしょう。

そして、 やり残している事があったり、 売れるチャンスがある限り 「嫌になるまでやりきりたい!」 と心に固く決めてもおりました。

1つのことを諦めずにやっていると、 必ず誰かが見ていてチャンスをくれるものです。

しかし、 「やりたいことで飯を食う」 とは苦労がつきもの、 自分との戦いです。 そのことだけに没頭し過ぎずに、 落語や歌舞伎、 美術館、 動物園 など自分の仕事とは全く別の世界に自分を置き、 息抜きをしました。

その中から 新たな発見をすることも 大切な時間の使い方です。

 

一流になるには、

一流の人と付き合い、

一流の人の話を聞き、

一流と触れ合う(絵画、芝居、食事、等)

一流のことを知らないと、

一流になれないですからね。

一流なものに接することで 自分が持っている哲学(考え方)が磨かれ、 繋がりやご縁を引き寄せるものです。

幇間とはお客様に教えられ、それを教科書にして伝えること。 私は大好きな 幇間という 仕事を通して 自分の哲学を深め続けるため、 まだまだ勉強中ですよ。

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