江戸のラブソング弾き続けて36年の音曲師
「やってみたい!」
私は高校生の頃から寄席が大好きだった。
ある時、とある有名な師匠が素人さんたちに教えますっていうことを、たまたま聞いた。
「やってみたい!」そして私は、落語の間に三味線を弾き、歌を歌う音曲師となった。
ゴールデンアロー賞にも入賞させてもらった。
若い頃、ずっと、私につきまとっていた言葉があった。「私でいいの?」
持ち曲も少ないのに舞台に上がり三味線を弾く。
自分自身の自己イメージと周りの期待とのギャップに常にプレッシャーを感じていた。
でも、やっぱり三味線は好き。やればやるほど、面白い。
その気持ちだけで今日まできた。
私の人生、決して一大決心があった訳じゃない。
最近、やっと満足に弾けるようになってきた。お客様たちが味わうように聞いて下さる。
「これで良いだろ。で、人生止まる。」
これからも、大好きな三味線と共に・・
そう、人生を止めることなく!

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