世界最高級のマットレスを日本に広めるスゴい人!

人生に大きな影響を与えた父の言葉

睡眠の価値と投資

人生の教訓

本日登場するスゴい人は、世界的セレブも愛用する、世界最高級マットレスブランド「KLUFT」を日本に広める人物。
彼は名だたる企業や国会議員秘書の職歴を持ち、各企業の業績を上げてきた。
それぞれの中で学んできたことを必ず次へ活かしている。
そのリサーチ力や積み上げてきたノウハウがすべて集結し、たどり着いたのが「睡眠の価値」。彼の学びにどのようなものがあったのだろうか?

さあ…
ラックス・アドバイザーズ株式会社
代表取締役社長 成松 達哉様の登場です!

勝ち得ることを経験した高校時代

熊本に生まれ、とにかくやんちゃな子ども時代を過ごしました。
勉強はあまりせず、いいなと思うことを徹底的にするタイプでした。
高校ではボート部で、コーチ不在だった為にチームメイトと自力でやっていましたが、頑張る姿を見て、他の高校のコーチが教えに来てくれました。
当時、絶対に勝てないと言われていた強豪校がいて、大会前日まで20秒の大差で負けていました。
でも試合当日、突然タイムが速くなり奇跡的に強豪校に勝利。
チームメイトと奇跡を起こせた!何かを勝ち得た!という経験は、今にもつながっていると思います。

人生に大きな影響を与えた父の言葉

高校でボートばかりしていましたので、大学受験では一浪しました。
あまり本気で勉強していなかった9月のある日、父から「真面目に勉強をしろ!」と相当怒られたんです。
その翌日、父は脳梗塞で倒れてしまって…。
それがきっかけで、1日6時間の睡眠以外は勉強をしまくりました。
偏差値も上がり、父の出身大学に入ることができました。この時は本当にうれしかったです。
父はよく「社会正義に照らし合わせて、恥じることがなければどんな手段を打ってでも勝て!」
「すべての手段を打って、そのすべての手段でダメだったら仕方がないけれど、絶対にそんなことはない!」と話していました。
その言葉通りの道を歩んできました。
今も父は健在、とても感謝しています。

職場での学びと寝具業界での業績

社会人になってからシーリージャパンに入るまでに就いたいくつかの仕事で「人事・財務」「人のネットワーク」「富裕層の思考」を学びました。
2006年にシーリージャパン入社後、2009年リーマンショック以降5年で売り上げを66%成長させました。
そのために、色々な改革をしました。
人の改革では、大卒者がほとんどいなかったので8割を大卒にし、TOEIC800点を超す人間を2人から30人以上に。
一人ずつ口説いて、9割の人材を入れ替えました。
経営陣の思考を理解できる人材集めをしましたね。
そして販売チャネルを拡大し、百貨店やホテル、アウトレット、ハウジングメーカーでも新たな売り上げを創り出しました。
プレミアムアウトレットへ出店したことにより、シーリーがブランドとして認知されるようになりました。
しかし、2014年に突然アメリカサイドの買収劇により、自分たちの思う経営ができなくなり、再編に関わる業務を完了させて翌年3月に退職しました。
大半の従業員を自分で採用したのでこれは辛い体験でした。
しかし世界市場を含めたベッドマットレス業界を知ることができ、その後は身体の上にかける布団の勉強を2年間西川でさせていただき、今に繋がる貴重な11年でした。

クラフトマットレスに出会う

クラフトマットレスに出会ったのはシーリーに勤めていた2012年でした。
クラフトマットレスは、クラフト家3世代にわたる世界級の匠が作った最高級マットレス。
2015年にアメリカの展示会で、運良く創業者のクラフトさん本人に会うことができました。
クラフトマットレスに感動したことを伝え、僕にこのビジネスを日本でやらせてもらえませんか?と言ったら一発返事で「いいよ!」と言われたんです。
すでにクラフトさんはマットレスの会社をスペインの会社に売却していましたが、クラフトさんがいなくても、インターナショナル部門のトップが覚えてくれていて、2度のアメリカでの交渉、2度の日本での交渉で日本での販売権契約にこぎ着け、偶然の出会いから2年をかけてビジネスをスタートすることが出来ました。
この時に、運命の歯車が偶然ではなく必然だと感じました。
代表になったこれからが大変だけれど、やはり今まで積み上げてきた実績があります。
この最高級の商品を買う人がいるだろうか?買う人を誰が知っているだろうか?
リサーチ力には自信がありますし、これまでのノウハウがここで生かされます。
様々な職業に携わり、色々なところに行き、目にして、ビジネスの組み立て方を勉強できたことに感謝しています。

睡眠の価値と投資

シーリーと西川で睡眠の価値がわかりました。
人生の約1/3は眠ること。
睡眠という「1/3の人生」に真剣に向き合うことが大事なのです。
豊かな人生は、快適な睡眠によってもたらされるものであり、快適な睡眠とは、究極のマットレスが生み出すものであると考えます。
大企業の社長は、次の日に重要な判断を下さなければいけない。
名医だったら、次の日に重要なオペがある、人の命を救う。
そういう人たちにしっかりと寝て頂くために、使って頂きたいマットレスです。
睡眠への投資をお伝えすることが使命とも感じています。

人生の教訓

シーリーに入って1年経った時、自分の為に仕事をするのを辞め、人の為に仕事をしようと思いました。
なぜなら、独りよがりのことを言っているとビジネスが回らなくなるからです。
人は一人では何もできません。
いかに良いチームワークを作っていくか。
そのチームの人間たちのためにやる!ということを絶対に忘れないこと。
他人を、部下を、どうやって幸せにするかを考えること。
昨年末、当社を立ち上げて代表になりました。
挫折・苦悩はこれからだと思っています。
でも僕は、色々な仕事をしてきたことで、ビジネスの組み立て方を理解している。
途中でやめないで、信念を持って、不動心でやり続けたら、必ずやり遂げられると信じています。

取材を終えて・・・

600万円もする最高級品のベットマットレスを日本で販売されると聞くと、最初は「どうやって顧客を見つけられるのだろう?」と疑問に思っていました。
しかしそんな疑問も、お話を聞くうちに納得してきました。
成松社長は、様々な職種のご経験の中で最高級の有料老人ホームが日本で最初に出来た時に、そこの入居様をすぐに一杯にされたご経験がありました。
富裕層の方の思考や、取り巻く環境について分析なさっていたのです。
また、この最高級品ベッドマットレス会社のクラフトさんとの出会いや、販売許可のライセンス取得も必然とも言えるご縁の数々は、成松社長のお人柄も大きく影響されていると実感しました。
眠りに投資というお言葉はまさに、これからの人間社会には必要なことだと思いました。


プロフィール

成松 達哉 (なりまつ・たつや)
熊本県出身
慶應義塾大学経済学部卒
生命保険株式会社、議員秘書、大手人材派遣会社を経て、2006年、株式会社シーリージャパン入社。
入社当初は経営企画部門に配属、主に中長期経営計画の策定、組織内規則・規程・業務マニュアルなどの作成を担当。
この他、採用業務全般の担当となった。
しかし2007 年末以降急激に市況が下降線を辿り、営業本部副本部長を兼任。
新規販路開拓を主に担当し、5 年で売上を 66% 成長させた。
2015年、昭和西川株式会社に入社。
2016年12月にラックス・アドバイザーズ 株式会社を創業し、代表に就任。
◆KLUFT https://kluftmattress-ja.com

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう