【三宅 琢】iPad、iPhoneを用いたロービジョンケアの第一人者のスゴい人!

三宅 琢

本日登場するスゴい人は、眼科医・産業医・Apple製品を用いた障がい者ケアコンサルタントという三つの専門分野で活躍している。

彼は治療をするのではなく、便利グッズの開発やiPadやiPhoneのアプリの活用方法を紹介する。
視力を失った患者さんが欲しているのは、自分の生活を少しでも豊かにする情報であるからだ。

ロービジョンと呼ばれる低視力の方は日本国内で144万人を超えると言われている。
iPadで写真を撮って拡大することで、小さい物も非常に見やすくなる。
拡大鏡ソフトをダウンロードすることで、化粧も出来る。
「視力を上げる」以外の方法で、今や誰もが持っている端末を用いてロービジョンの人々の生活を便利にするのだ。

彼は何故、医者でありながら治療行為をせず独自のスタイルを築いたのだろうか?
人は苦手なものを受け入れ、そこから発想を切り替える事で新しいステージに立つことが出来る。

さあ・・・株式会社Studio Gift Hands代表取締役 三宅琢様の登場です!

「薬よりも笑顔を!」

私は眼科医の家系に生まれ眼科医になった後、二つの壁にぶつかりました。
一つはずっと治したかった病気が現代医学では治療不可能であるという医学の限界を知った時。
もう一つは緊張すると手が震える癖があり、手術に不向きであると気づいた事。
外科医としての眼科医の将来は断たれたと感じました。
親戚に対しても面目が立たない。
5年間悩み続けて、想いは原点に戻りました。

そもそも医者になりたいと思った理由は、患者さんが希望を持った時笑顔になるのを見ることが好きだったから。
眼科は、見えなかった人が見えた!とすごく喜んでくれる所が好きだったのです。
悩み続けるうちに、見えるようにならなくても患者さんを笑顔にできる方法があったら手術と同じくらい価値があるかもしれないと思うようになりました。

ある時診察中にiPadを使って説明をしていたら、患者さんから見やすいと喜ばれました。
そこで「もしかしたら目の見えない人向けの機能やアプリケーションがあるのでは?」と思い、調べてみると、沢山あったのです。

この時、視覚障がい者とは見えないために欲しい情報を得られない情報障がい者であり、患者さんが欲しい情報を自力で得られるようにすることも医療だと気づきました。
例えば「新聞を読んで競馬情報を知りたい」という人には競馬情報のアプリをダウンロードして音声読み上げ機能を設定すれば、患者さんの希望を叶えることができるのです。
こうして、私は医師として自分のやるべき道を見つけました。

その頃に産業医という天職と出会いました。
産業医は病を診るよりも人を診る仕事と知り、昔から心理学や幸福論に興味があった私にとって、産業医の仕事は医師としての理想型でした。

また、視覚障がい者は障がい者雇用で採用率が低く、眼科医が産業医になれば多くの視覚障がい者の方に新しい働き方の提案が出来ます。

大学を辞めた時、多くの先生に反対されました。
しかし今では眼科の教科書の最終ページにiPadの活用法が掲載されるまでになり、私の活動が、眼科医療の世界にも受け入れられました。

更にロービジョンという言葉も、新聞に掲載されてやっと社会にロービジョンという見にくさを抱える人々が多くいる事を認識してもらえたことが非常に嬉しかったです。

今後は障がい者の働き方をより活性化させることで、薬の処方よりも笑顔を処方する医師として企業全体を元気にできる、あたらしい産業医を目指すつもりです。

◆株式会社Studio Gift Hands
http://www.gifthands.jp/

◆医学会総会 講演動画
https://www.youtube.com/watch?v=8I5jXtJDUp8

◆ニッポンの社長
http://www.nippon-shacho.com/search/result.html?did=428&page=1

※上記サイトは、一部携帯では見られない可能性があります。

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