【伊藤 数子】障がい者スポーツを日本で初めてビジネスにしたスゴい人!

伊藤 数子

本日登場するスゴい人は、障がい者スポーツの振興を通じて社会を変えようと活動をしているスゴい人!
彼女が目指すのは「ユニバーサルコミュニケーション」の社会。
年齢や性別、障害、職業、国や地域の区別なく、全ての人が特別視されない社会をめざし、NPOを設立。
その活動は、Webサイトや競技大会のインターネット生中継、障がい者スポーツ体験会、ボランティア育成など多岐にわたる。
その活動の実績から「総務省u-JAPANベストプラクティス」2006年、2008年ほか多数の受賞歴を持ち、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の顧問に抜擢された。
彼女はなぜ、この活動を始めることとなったのか?
さあ・・・NPO法人STAND 代表理事・株式会社パステルラボ 代表取締役社長 伊藤数子様の登場です!

「障がいが特別でない社会に」

始まりは2003年、電動車いすサッカーのチームを応援していて、そのチームが全国大会に勝ち上がったのです。
でも、会場に行けなくなってしまった選手がいて、せめて試合の様子を見てもらいたいと思い、知人に声をかけて試合をインターネット中継で配信しました。
体育館のロビーでその映像を流していたら、見知らぬ男性から
「お前ら、障がい者をさらし者にしてどうするつもりだ」
と言われたのです。
その時はびっくりして怖くて何も答えることができませんでした。
その後もご要望を頂いて全国大会のインターネット中継を3年間続け、2005年にNPO法人STANDを立ち上げました。
振り返ると、私はあの時男性の問いにきちんと答えることができなかったので、ずっと答えを探し続けていた気がします。
プロ野球やオリンピックをテレビで放送していて、それを「さらし者」と言うことは絶対にありません。
あの時そう言われたのは、社会が障がいのある人を特別視して、自分たちとは違う存在だと考えているからではないかと思ったのです。
だから、障がいが特別でなくなるように社会を変えられたらいいなと考え、STANDの活動を始めました。
社会を変えるのはそれはもうとても難しい事だと思いますが、ずっとやっていたら少しでも変化があれば嬉しいという気持ちで続け、今年で10期目になりました。
あの時の男性の一言がきっかけで活動を始め、続けることができているので、今となってはありがたいですね。
しかし、障がい者スポーツを事業にすることは難しく、NPOを立ち上げてからもなかなかうまく行きませんでした。
1000社の企業を回って応援をお願いしても設立数年ではまだ実績もないので理解を得られず、動いても動いても資金難から抜け出せない時がありました。
貯金も無くなり、本当に苦しい思いをしましたが、私は途中でやめることができませんでした。
うまく行かない時に辞めてしまったら「STANDの活動はだめだった」という結果になってしまう。
でも、諦めなければうまくいく可能性はあるのです。
今は、2020年のパラリンピック成功が1つの目標です。
会場が満席になり、試合の様子が世界で放映され、世界中の人々に印象に残った試合を訊ねた時に「2020 Tokyo」と答えてくれる大会にできたら嬉しいですね。
その為に、2020年のオリンピック・パラリンピックを支えるボランティアエキスパートの輩出をめざし、ボランティアアカデミーなどの活動も行っています。
皆さんもぜひ、参加してみてください。

◆NPO法人STAND
http://www.i-project.jp/stand/

◆挑戦者たち
http://challengers.tv/

※上記サイトは、一部携帯では見られない可能性があります。

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