【佐藤 大吾】世界最大の寄付サイトの日本法人を立ち上げたスゴい人!

佐藤 大吾

2001年英国にて、JustGivingという寄付サイトが設立された。

NPO等非営利団体がお金を集めるために使用されるこのサービスは、開始当初から世界でのべ1200万人が利用し、980億円(7億ポンド)もの寄付が集まり、寄付の仲介サービスとして世界最大規模にまで成長した。

世界的にインターネットを利用した寄付が拡大しつつある中、3年前に日本においても寄付サイトを創ろうと、本日登場のスゴい人!が立ち上がった。

彼は、このJustGivingを日本で広めるのは自分しかいないと感じていた。

日本法人化するまで、どのような道のりがあったのか。

さあ・・・一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン代表理事佐藤大吾様の登場です!

 

「日本の寄付文化を信じて」

日頃から政治の現場を見る機会が多く、この国はこのままではまずいと思うようになった。

国を上向きにさせるには、国の収入を上げ支出を下げれば良い。

収入を上げるのは企業に頑張って頂くことが必要だが、支出を減らす事に関してなら自分にもアイデアがあると考えた。NPOは行政と同じ領域で活動し、彼らが税金に頼らない財源を確保して力を発揮すれば、国の支出を下げることができる。しかし、現状では、資金面に苦しみ行政からの援助を頼りに運営している団体も数多く存在した。

NPOが税金に頼らない活動資金確保の仕組み作りが必要だと考えた。

NPOはもっと寄付を集めよう。しかも、法人からではなく個人から。

アメリカとイギリスのNPOは日本よりたくさんの寄付を集めているが、それはほとんど個人による寄付。法人はあまり寄付をしない。それに対して日本では法人寄付と個人寄付は5対5。

なぜ日本では個人寄付が少ないのか。日本には寄付文化がないのか?

それを考えるうちに、答えがいくつか出てきた。「日本には寄付に関するルールとツールがないのだ」例えば、日本には信頼できるNPOが簡単に分かるデータベースがなく、ネットで寄付をしようとしてもクレジットカードで決済できない。税制優遇を受けられるルールもない。

NPOは寄付の使い道を開示するルールがなく、寄付を募るポータルサイトもない。

改善策のひとつとして寄付のサイトを作ることを考えた。日本でいちから作るよりも、海外から成功事例を持ってきた方が信頼感があると考え、イギリスにある世界最大手のJustGivingにアプローチした。最初はメールや電話でアプローチしたが、ことごとく無視された。このままでは全く取り合ってもらえないと思い、ロンドンに直行した。

さすがに代表の方も熱意に応えて会ってくれて、そこで想いをひたすら伝えた。

それから、3ヶ月に1度のペースでロンドンに通うようになり、関係が深まっていった。

1年の交渉を経て、ようやくジャスト・ギビング・ジャパンの設立が認められた。

ジャスト・ギビング・ジャパンの立ち上がりは順調で、本家ロンドンよりも早いペースで寄付金が集まっている。

これは、震災の影響もあるが、今までの日本には寄付を簡単にできる仕組みがなかっただけだという事実を表している。

今の夢は、本家ロンドンを越える寄付文化を日本に根付かせる事。そうすれば、日本という国がきっとよくなると信じている。

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