【並木 勇一】被災地における無料映画鑑賞会プロジェクトを作り出したスゴい人!

並木 勇一

2011年3月11日東日本大震災の後、「自分にできることは何かないか?」と考えた人も多いのではないでしょうか?

本日は、被災地に向けた本格的な移動映画館を作り出したスゴい人!が登場する。

映画館以外で映画を上映するのは、権利の関係で困難を極める。

しかし、被災地の人たちに映画を届けたいという想いを持ち続け、あきらめずに行動を続けた結果、ついに東北での本格的な移動映画館が実現した。

さあ・・・にじいろシネマプロジェクト代表並木勇一様の登場です!

 

「何だかわからないものに突き動かされて」

阪神淡路大震災の時は何も出来ず、東日本大震災が起きた次の日には、「日本の為に何かしよう!」と動き出していました。元々は、ホームシアターや防音室を個人宅に施工することを仕事として独立したのですが、当時はまだ3年目で、全てが順調なわけではありませんでした。

ホームシアターを設置する中で、映画館になかなか行けない人に向けて本格的な映画の上映をすれば喜ばれるのではないか?と考えていました。しかし、著作権の問題で行動に移るまでに至りませんでした。そんな時、東日本大地震が起こりました。世界中の人が「何かしなくてはいけない」と考えていたように、自分も翌日には、東北地方の人達に映画を届ける“にじいろシネマプロジェクト”の企画書を書き上げていました。すぐに、何社も映画配給元や販売元に連絡を入れましたが反応がありません。けれど、あきらめませんでした。

そんな時、3度目くらいのアタックでタイタニックや猿の惑星で知られる大手映画配給元・販売元の20世紀FOXの一人の担当者から、「是非東北に映画を届けてください。」と協力をいただけたのです。初動は早かったのですが、現地のボランティアセンターや施設と連絡がなかなかつきません。しかも、震災直後で『映画を持ってくる前に、食料を持ってこい』

と言われかねない時期だったので、実現する直前まで不安が付きまといました。

しかし、実際に移動映画館を開催したところ 「映画のおじさん、またきてね!」と子供も大人も大喜びでした。ボランティア同士の繋がりで東北地方の被災地で「にじいろシネマプロジェクト」は広まっていきました。これまでに、アバター、ジュラシックパーク、ONE PIECEなど数々の映画を映画館同様の大型スクリーンと5.1chサラウンドで上映しました。

今でも、継続的に東北へ出向き、プロジェクトは活動を続け、映画配給元・販売元からの協力も増えています。

被災地から市や町が指定した仮設住宅へ移る家族が少なくありません。

そういった家族の子供たちの中には、一緒に走り回っている子供の名前を知らない子がいるのです。

「仮設住宅はしばらくしたら離れるもの」そういった意識があるからでしょうか。

我々はこの“にじいろシネマプロジェクト”がこういったコミュニティにも根付き、人と人とが繋がり合う場を提供していきたいと考えています。

子供も大人も笑顔になり会話も増える「自宅を楽しむ文化」を創造していく事を本気で考えています。

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