【吉野 弘幸】強烈な左フックで12連続KOの山を築きあげた 元ボクシング王者

吉野 弘幸

日本ウェルター級、日本スーパーウェルター級の2階級制覇を達成し、第22代OPBF(東洋太平洋)ウェルター級のチャンピオンにも輝いた。日本ウェルター級での14回王者防衛は同級の日本記録である。その裏には、涙ぐましい努力の影があった。踏ん張らねばならない時・・・歯を食いしばらねばならない時・・・

心が折れそうになった時・・・どのようにして乗り越えたのか?

さあ・・・H’s STYLE BOXING GYM 会長 吉野弘幸様の登場です!

 

「集中力を高めて覚悟を決める」

中学生のときに母親が知人の借金の保証人になるも、その知人に逃げられて生活が厳しくなって中学3年のときに家がなくなりました。それまで毎日、家には借金取りから脅迫まがいの電話や家の周りに『金を返せ!』なんて張り紙を何枚も貼られたり、子供心に『なんでこんなことされるんだ?もうオレは絶対に強い男になって、どんな人からも一目置かれる人間になる!』そう決意して、中学卒業と同時に働きながらボクサーを志しました。

仕事はラーメン店での出前持ち。

そう、敢えて“身体を鍛えられる仕事”を選び、若い頃はジムでの練習も仕事前・休憩時間・仕事後と1日3回練習しました。しかしその頃、私が練習に行っていた時間帯はトレーナーがおらず最初に会長に教えてもらったオーソドックスの構えで我武者羅に練習する我流のスタイルでした。

そして17歳でプロデビュー、しかし結果はあっけなくも1ラウンド55秒KO負け。

続く2戦目も2ラウンドKO負け。

普通だったら怖くなったり、自分には才能がないと感じてボクシングを辞めてしまうところですが、私には 『今ここで辞めたら負け犬だ。尻尾を巻いて逃げるのか?俺は絶対チャンピオンになれる!』という根拠の無い自信があったので、いつもと同じようにジムに行って練習しました。

そして3戦目を迎える前に初めてトレーナーが付き、ボクシングの基本だけでなく、何よりココロのパワーをたくさんもらって二人三脚で挑んだ試合は1ラウンドKO勝ちで初めての勝ち名乗り。

それはもう本当に嬉しかったですね。

そしてそのあと12戦目で日本タイトル初挑戦。下馬評では圧倒的に不利と予想されながらも4ラウンドKO勝ちで王座獲得!ここで私の人生は本当に大きく変わりました。試合で大事なことはまずは集中力!たとえピンチの場面でも心を乱さず、『俺は絶対倒れない!!倒す!!』ただそれだけを念じて闘えたら実際にいいパンチをもらっても結構耐えられたりもします。

ボクシングのリングは常に死と隣り合わせ。普通に暮らしていたら『明日、死ぬかもしれない』なんてことはそうそう思わないだろうけど、ときに人間そんな思いをすることも必要なんじゃないかな・・・

そしたらきっと自分の進むべき道が見えてくるはず。

だから自分はとにかく今日もみんなにありがとう。そして愛するモノを守るため、自分は今日も覚悟を持って生きていきますよ。

タグ:

こちらのスゴい人もオススメです

日刊スゴい人!をフォローする