本日登場するスゴい人は、世界的講演イベント“TED”の日本版“TEDxTokyo(テデックス・トーキョー)”を立ち上げたスゴい人!
TEDは1984年よりアメリカで始まった。
2009年から始まったTEDxTokyoは、世界で2番目、米国以外では最初のTEDxとして、近年のTEDxムーブメントを先導してきた。
TEDxは現在150か国以上、2200以上の都市で開催され、その数は日々、年々増加している。
彼はなぜ、日本でTEDを開催することを決めたのだろうか?
さあ…
TEDxTokyo
代表
パトリック・ニュウエル様の登場です!
「3P(Passion=情熱、Purpose=目的、Playful=遊び心)」
私は1991年から東京に住み、95年には東京インターナショナルスクールを立ち上げて教育に係る仕事をしていました。
初めてTEDに参加したのは2008年、モントレーで行われたTEDカンファレンスでした。
会場に入ると700~800人の参加者がいて、 “Ideas Worth Spreading(広める価値のあるアイデア)”というTEDのコンセプトの通り、スピーカーだけでなく参加者みんながアイデアを持ち、意見を交換し合っているのです。
目に写るものや出会う人のすべてが刺激的で、これこそが日本人に必要な経験だと思いました。
日本人は世界一クリエイティブです。
しかし、せっかく良いアイデアを持っているのに、英語が苦手であったり、協調を重んじる教育の影響からか、自信が無く、アイデアを発表することが苦手な人がとても多く、自信を持つ事が日本人には必要だと思っていました。
私も学生の頃はスピーチに自信が無く、一番怖い事はみんなの前で話すことでした。
しかし、日本でインターナショナルスクールを立ち上げ、少人数の保護者の前で話をするようになり、教育についてよく勉強したので自信もありましたし、少しずつ人数が増えたことで、人前で話すことに慣れることができました。
大切なのは経験することです。
TEDxの場には多様なアイデアや人々を受け入れて学ぼうとする参加者と、情熱を持ってアイデアを伝えるスピーカーのエネルギーがあり、自然と自分もアイデアを共有したいという気持ちが湧いてきます。
TEDxは新しい価値を創造するための場であり、それを実現しようとする人の背中を押してくれる存在なのです。
2009年の初開催の際には、共同創設者のトッド・ポーターをはじめ、多くの仲間たちの協力のお陰で成功させることができました。
そして今日まで、100%ボランティアの力で、みんなの情熱で大きくなりました。
日本に来て一番つらかったことは、「ジャマオジ」の存在でした。
アイデアを創造するのを邪魔して、変化を受け入れず、現状を維持しようとする人の事を私は老若男女問わず「ジャマオジ」と呼んでいるのですが、この人たちにとても悩まされました。
差別もあるし、日本に20年住んでも僕は外国人のままなのです。
日本も、日本人も大好きですが、創造と変化を受け入れ、3P(Passion,Purpose,Playful)を持つと、きっともっと良くなると思います。
TEDxTokyoは日本にムーブメントをおこすことができたので、今後は学生を対象に東京から始まったTEDxYouth@Tokyo、世界で2番目に東京で始めたTEDxTeachersに力を注ぎたいと思っています。
◆TEDxTokyo
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