『ランチェスター戦略』
戦争に勝利するための法則を経営に応用した考え方である。
今では、多くの経営者やビジネスパーソンが影響を受けている。
その考え方は田岡信夫氏によって日本に広められた。
ランチェスター戦略は日本に持ち込んだ本人の死とともにその幕を閉じるはずだった。
しかし、その考え方をそれは田岡信夫氏の奥様が継承し世に広めた。
ビジネス経験が無い主婦がランチェスター戦略を広げようとしたきっかけは何だったのか。
さあ・・・田岡佳子様の登場です!
「自分を信じて」
主人は「私が居なくなったら、会社を解散しなさい。そして無借金の状態で株主様、社員のみんなにお金を分配しなさい。」といつも私に言っていました。
私はその遺言通り、主人が亡くなった時、一旦は会社を解散という決断をくだしました。田岡信夫の会社、ランチェスターシステムズに幕が下りたんです。
ただ、多くの方がランチェスター戦略を日本に広めて欲しいと言って頂きました。
しかし当時、私は普通の主婦だったわけで、ビジネス経験なんてありません。
何から手をつけていいのやら見当もつきませんでした。
さらに、ランチェスター戦略というブランドで一儲けしようと考える人が毎日のように私のところへ連絡してくる時期もありました。
今振り返るとその時が一番大変な時期でした。
そんなつらい時期を乗り越えられたのも、私がずっと大事にしてきた言葉があったからです。
「實意、丁寧、正直、親切」
誠実な心を持って、丁寧に、正直に、そして親切に人に接することだけを心掛けていました。ふと気がつけば私の周りには、いつの間にかおいしい話を持ちかけてくるような人はいなくなり、素晴らしいパートナーだけが残りました。
主人のランチェスター戦略という考えを必要としている人がいる限り、これからも素晴らしいパートナーと一緒に日本の方々にこれからも伝えていきたいですね。