最強乳酸菌・ロイテリ菌で人間の免疫力を高め、乳幼児の虐待死を防ぎたいスゴい人!DAY1

本日ご紹介するのは、バイオガイアジャパン株式会社社長の野村慶太郎氏。コロナ禍における政府やマスコミの行動について自身の意見をまとめたFacebookの記事がバズり、話題になっている渦中の人です。老舗創業一族としての生い立ちと今の時代に必要な正しい判断のための知識を教えていただきました。

 菌と共に生きる人類へ 

DAY2を読む                                            

見どころ

―生まれながらのお坊ちゃま

ー27歳で250億の借金を背負う

ーロイテリ菌との出会い                            

                                                        

編集部(以下編:):本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。今日はロイテリ菌の凄さも含めて野村様の生き様をお伺い出来たらと思っています。よろしくお願いいたします。

野村慶太郎氏(以下野:)こちらこそよろしくお願いいたします。

 

編:さて、昨今Facebookでお書きになった記事が大変話題です。

野:はい、徒然に自分の意見を書いているだけなのですが、そのまま取り上げてくださるメディアが出てきたりして恐縮です。本当に言いたいことを言っているだけですので(笑)。そのおかげで今回のような取材をいただけたので良いこともあります。

 

編:御社の製品紹介を全くなさらないので不思議だなと拝見しておりました。

野:弊社の製品を売るために書いているわけではありませんので。本当に言いたいことを書いているだけなんです。とはいえ社員に「Facebookでバズっても製品売り上げに全く影響ないですね」と言われたので今後はそのあたりも考えていかねばと思っています。私の一族が創業のチチヤス乳業のヨーグルトがそれだと誤解されてすごく売れたと聞きました(笑)。

 

編:チチヤス乳業の創業一族で、生まれも育ちも乳酸菌なんですよね?

野:はい。生まれと育ちは広島県ですが(笑)。広島で明治19年創業の乳業メーカー、チチヤス㈱の創業一族の5代目長男として生まれました。(現在は㈱伊藤園100%出資企業)このチチヤス㈱は日本で最初にヨーグルトを売り出した会社です。

生まれながらのお坊ちゃまだった私は世間の皆様の想像を地で行く生活をしていました。20万坪ほどあった会社の敷地内に家がありまして、小学校の頃から私有地である敷地内で車の運転の練習ができるほどでした。敷地の半分は遊園地になっていて、ウォータースライダーとかジャングルジムとかがありました。「野村の孫です」と言えば、市中ではつけ払いでなんでも食べて帰れましたし、タクシーに乗って「野村です」と言えば家まで到着するくらいでした。あとで祖父がきちんと支払っていたとはいえ、今思えば自分でもとんでもない環境だったなと思います。

 

編:お坊ちゃまど真ん中の暮らしぶりですね!

野:それなのに昔は家業を継ぐのが嫌でしてねー。何をやっても「家のおかげ」と言われますから。それに反抗するような思いで学生だった20歳の時に仲間とともに会社を設立しました。今でいうところの事業コンサルタント会社で、日本の企業が海外進出するときに現地でそのロンチのお手伝いなどをしていました。現地の人とのやりとりはもちろんのこと、用地買収なんかもやりましたので、とてもやりがいもありましたし、自分で稼いでいく喜びも味わいました。そんな家業とは関係なく好きな事をしている私にある日、父から話がありました。父はあまり私に頼み事をするような人ではないのですが、その時は随分と弱気な様子で「会社が大変だから手伝ってほしい」とありまして。めったに人にものを頼まない人でしたから「そうなのか。」と承諾しまして、その貿易会社は一旦休眠させ、大学も辞めて広島に戻ってチチヤス㈱に入社したんです。

 

編:やはり創業家の直系長男としての責任を果たされることになったんですね。

野:まあ、そうかな。若くして役員で入社して親族と一緒に経営に携わるようになって。でもね最初に財務諸表を見た時に、衝撃を受けたんです。家業をついで資産を引き継いだと同時に250億の借金を背負うことになりました。当時27歳の私個人としては一円も借りた記憶はないわけです。父には「ばか。それが家業というものだ」と言われました。借金というものは経営が平常時には銀行が貸してくれますし、なんてことないのですが、いざ経営が傾いた時にはそれは即負債としてのしかかります。私が入社した時にはまさにその借金を減らすために事業再生や経営改善策を考える必要があった時でした。戦う相手は銀行や金融企業です。最初から大きなハンデを背負った状態でその後の10年間を経営者として過ごしました。

 

編:創業家一族として若社長となるような華やかなイメージとはちょっと違う現実だったのですね。

野:人生で一番苦しかった時でもあり、勉強になった時代でもありました。銀行というのは、バブル時代に随分とお金を貸しておいてその金利を含めた返済が滞らなければ痛くもかゆくもないんですよ。経営者が死に物狂いで返済していても関係ないんです。返済が滞って初めてこれはまずいな。となります。私が当時バンカー達に話したのは、これは当社が借りた金ではあるけれども、要はそちらが貸した金でもある。事業計画に基づき銀行が貸出すと判断した金額だと。今この時に急に返せというのではなく、当事者である我々と同じ思いでどうしたら事業を再生させて利益を生み、借入金の返済ができるかと一緒に考えるべきなのではないかと。これは当時本当に何度も先方に話しましたね。先方が良い時には貸すだけ貸しといて、悪くなった時には「はい、返して。」なんていうそんな不条理な話はありませんよ。半沢直樹というドラマがありますがね、私はあんな素晴らしいバンカーに会ったことありません(笑)。

 

編:半沢直樹はいませんでしたか。。。

野:ただ結果的に誰も破産はせず、会社の民事再生もしないで、会社を存続させつつ事業継承ができましたから、なかなかに悪くない経営手腕だったのではないかと思っています。しかしながら250億の借金との戦いが終わってみると、何か他のことがやってみたいと考えました。ちょっと疲れてしまったのもあります。そこで私自身はチチヤス乳業を去ることにしました。しばらく経営の主戦場から離れてみて感じたのはしかし、やはり私は「経営」という戦場が好きなのだという想いでした。そんな折にスウェーデンのバイオガイア社がジャパン設立をするという話をいただいたのでお受けした次第です。

 

編:乳酸菌のご経験をそのまま生かせるお話だったのですね。

野:菌屋の息子ですし、商業的な研究や知識については専門家ですからね。バイオガイア社は1990年にスウェーデンのロスチャイルド一族のPeter Rothscild氏が創設した会社です。私がまだ広島のチチヤス乳業にいた92年に初めて彼と出会いました。当時私はヨーグルトに使う新しい乳酸菌はないかなと世界中の様々な論文や研究資料などを当たっており、その中で出会ったのがロイテリ菌でした。それを取り扱っている会社にコンタクトを取ったら登場したのが彼でした。結果的にチチヤス乳業がロイテリ菌を扱うことを決めましたので、彼らにとってはチチヤス乳業が最初の大きなクライアントになったのです。彼が面白いのは、彼はロスチャイルド家一族なので、当然お金は潤沢に持っているのですが「自分はロスチャイルド家のお金に一円も手をつけたくない」という考えを持っていて、自身でゼロから事業を立ち上げて、自分自身の道を自身で築くというポリシーがある人でした。

 

編:少し野村さんと背景が似ていますね。

野:いえいえ。彼はかのロスチャイルド家ですから、規模は全然違いますし、それに彼はもともと菌屋ではなく事業家です。バイオガイア社を設立する前に彼は海運会社をやっていたのですが、そこで生のフルーツを載せたタンカー運航がありました。その際に収穫後の果物にポストハーベスト農薬を散布する代わりに何か天然の防腐剤になるようなものは無いかと探して見つけたのがロイテリ菌だったんです。ロイテリ菌はユダヤ人のロイター博士が発見したのですが、まだ事業化はされていませんでした。このロイテリ菌が持つ「天然の抗生物質を作る特徴」に注目してこれが天然の防腐剤になりえるのではないかと思ったわけです。結果的にはこれは果物の防腐剤としてはあまり効果が無いことがわかります。なぜかというとロイテリ菌はそもそも嫌気性菌なんですよ。空気が嫌いなんです。だから空中で散布してもあまり働かない。これは善玉菌としては珍しい特性です。納豆などの善玉菌は多くが好気性菌です。健康のために食べて体内に取り入れても、体内では空気が少ないのでこの好気性の善玉菌はなかなか活性化しづらいというのが事実です。反対にロイテリ菌は善玉菌でありながら、悪玉菌と同じ嫌気性菌。空気が少ない環境下でその抗菌能力を発揮できるわけです。

 

編:なるほど!ロイテリ菌の効果的な使用方法を思いつかれたわけですね。

野:そしてこのロイテリ菌は、人の出産を通じて、また母乳を与えることによって母から子供に受け継がれる免疫力の一つなんです。

明日へ続く(明日は母から受け継ぐ免疫について)

バイオガイア社のL.ロイテリ菌を使用したサプリやヨーグルト。

その効果に注目が集まっている。

 

◆野村慶太郎氏 プロフィール

 広島県出身。チチヤス株式会社の創業家5代目長男として生まれる。中央大学法学部在学中に20歳で貿易会社企業。チチヤス㈱の国際事業部担当・事業再生担当役員を経て2003年最高執行責任者に就任。総額235億の事業再生決了後、2006年同社退任。同年、バイオガイアジャパン株式会社代表取締役に就任。

 バイオガイアジャパン株式会社 公式サイト:https://www.biogaia.jp/

L.ロイテリ菌を含む当社製品はこちらから購入できます。https://www.biogaia.jp/product/

ロイテリヨーグルト(オハヨー乳業)はスーパーで購入いただけます。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう