皆さんは、ゴルフをしたことがありますか?
本日登場するスゴい人は、国内最大級のゴルフ専門総合WEBサイト「ゴルフダイジェスト・オンライン」の創業者のスゴい人!
ゴルフ場の予約、ゴルフ用品の販売、メディアとしての情報提供を総合的に行う同サイトは、日本におけるゴルフ人口が720万人と言われている中で、290万人の会員を有する。(2016年6月末現在)
2000年に創業し、2015年9月に東証一部市場に上場を果たした。
ゴルフ人口が年々減少しているといわれるが、その中で成長を続けられる秘訣とは?
さあ…
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン
代表取締役社長
石坂信也様の登場です!
「踏正勿恐(正しく踏めば恐れること勿れ)」
創業した2000年当時は、ゴルフ場の会員権の暴落や不良債権問題などがあり、ゴルフでビジネスをするというと、周りから猛反対されました。
しかし起業にあたりゴルフ産業を調べると、市場規模があり、まだ満たされていないものがあって、従来のビジネスの形が壊れかけていたので、私はチャンスがあると思っていました。
世の中から見たら逆風でも、私から見たら追い風だったのです。
私は不思議に思うことをそのまま受け入れるのが嫌な性格なので、自分を信じ、「ゴルフダイジェスト・オンライン」を立ち上げました。
創業当初から、できるだけ消費者目線でサービスを提供してきました。
また、ゴルフという縛りの中でも収益源を多角化すべく、情報を豊富に発信するようにしました。
予約や物品の購入だけでなく、常にゴルファーにとって見たくなる情報があることが、ビジネスモデルとしてよかった点といえます。
存続の危機はこれまでに何度かありましたが、東日本大震災の時は被害のないエリアでもゴルフを控えるようになり、地震発生から2~3か月の間ゴルフビジネスは閑古鳥が鳴いていました。
ただ、私たちが思っていたよりも早く回復しました。
人間は24時間365日、気分転換をせずには過ごせません。
ゴルフは生活必需品ではありませんが、ゴルフがみんなのちょっとした息抜きに役立つことを実感し、ゴルフを通じて社会に楽しみを提供するという社会への役割を再認識しました。
危機に直面したとき、いかに冷静に、確実に自分が状況を俯瞰して見て、手を抜かずに考え、対策し、指示して実行に移すかが大切です。
どんな状況でも、ビジネスをやめようと思ったことは一度もありません。いつでも「いける」と信じています。
私が経営をするうえで重視していることは3つあります。
1.何よりも自分が信じ込み、信念をもって取り組むこと。
2.切り替えを早くし、会社としてタフであること。
3.フェアな態度で新参者として切り込んでいく、“紳士的なゲリラ”であること。
成長しても、挑戦し続けなければなりません。
私は、自分で考えることを大切にしています。
悩んだら、とことん悩んでみる。
日頃から考える時間を持つように心がけていますが、ビル・ゲイツのように、もっと積極的に考える時間を持たなければと思っています。
今年創業16年目を迎え、第二創業として今後さらに仕事や生活を楽しみ、我々らしくボーダーレスに仕事をできるように挑戦し続けます。
◆ゴルフダイジェスト・オンライン
http://www.golfdigest.co.jp/