東証一部上場の化粧品メーカーの社長を務めるスゴい人!

本日登場するスゴい人は、東証一部上場企業である化粧品メーカー“株式会社シーボン”の社長を務めるスゴい人!
彼女は地元・札幌でフェイシャリストとして同社に入社後、六本木本社へ異動しネイルサロンに勤務。
その後、美容教育、製品開発を経験した。
2000年、それまでの実績を買われ管理本部長に抜擢され、取締役に就任した。
そして2005年には代表取締役に就任し、同社を株式上場へ導いた。

さあ…
株式会社シーボン
代表取締役兼執行役員社長
金子靖代様の登場です!

「感謝」

入社した当初は地元・北海道に勤務していましたが、「1年くらい東京に行かないか」と言われて、東京へ転勤しました。
まだ東京にネイルサロンが1軒しかなかった時代に、ロサンゼルスに研修に行き、ネイルサロン勤務をしました。
細かい事が好きなので、楽しくて、天職だと思いましたね。

しかし2年ほど経つと地元に帰りたいと思うようになり、退職したいと言うと、「辞めて何をしたいの?」と聞かれたので「製品開発」と答えると、製品企画をさせてもらえることになったのです。
当時の製品企画は男性ばかりだったので「私の方がいいものができる」という自信がありました。
上司とはよく衝突していましたが、作りたいものを作り、売る方法を考えることは、楽しくて仕方が無かったです。

転機は2000年。突然、管理本部長になるように言われました。
ずっと現場でやってきた私は裏方をやりたいと思ったことも無く、「管理部って何をするところ?」という感じでした。
顧問の会計士さんに相談に行くと、「今、会社は上場を目指していて、1年経てば全部わかるようになるから大丈夫」と言われ、挑戦すると本当に1年で分かるようになりました。
ただ、最初の頃は自分の席でずっと勉強していましたね。
元々文系で数字は得意ではないので、“マンガで見る”というハウツー本から基礎を学びました。
ちょうど上場準備中だったので忙しく、毎日遅くまで仕事をしていましたが、仕事の充実感は本当に楽しかったですね。

日頃から心がけているのは、感謝することです。
そうは言っても、30歳くらいまではいろいろなことに対して感謝が充分でなかったと思います。
今思えば、将来が不安だったのかもしれませんが、当時自己啓発本などが流行って、本を読んだりセミナーに行ったりしていると、どこに行っても「感謝しなさい」と言われるのです。
それで、「ありがとう」と言う練習から始めました。
少し感謝できるようになってくると、明らかな変化がありました。
困った時に必ず助けてくれる人が現れるようになったのです。
前は困ったら困りっぱなしで、助けてくれる人がいないから自力で立ち上がるしか無かったので、この違いには驚きましたね。

以前は自分の事で精一杯でしたが、今は少しずつ、何か人のためにお役に立てることは無いかと考えるようになりました。
仕事はもちろん最優先で120%の力で取り組みますが、他にも女性の活躍などについてお手伝いできることがあれば、させて頂こうと思っています。

◆株式会社シーボン
http://www.cbon.co.jp/

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