今年で実に芸歴40年に達する長いキャリアを持つ、大ベテランの歌手。
そして、NPO法人「国境なき楽団」の代表理事として、多方面に活躍するスゴい人が本日登場する。
1976年、「あとりえ」でデビューし、1978年には代表曲「飛んでイスタンブール」が大ヒット。
同年大晦日の「第29回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。
「国境なき楽団」は2001年から活動を始めた訪問コンサートの団体「TSUBASA」が母体となり、参加型市民コンサート「セプテンバーコンサート」、そして世界の子どもたちに楽器をおくるプロジェクト「海を渡る風」など、世界に音楽を届けるため様々な活動を行っている。
さあ…
シンガーソングライター
特定非営利活動法人国境なき楽団 代表理事
庄野真代様の登場です!
「You Can!」
体が弱く、入退院を繰り返していた子ども時代。
お見舞い品としていただいた絵本『少女ポリアンナ』から「よかった探し」を教えられた。
それは、どんな不満や困難、トラブルもプラスに変えていけるということ。
どんな嫌な、苦手な人や物事からも、良い点は見つけられるということ。
人生にはいろいろなことがあるから、何があっても前向きに生きていくために、これはとても大切。
20歳の頃、それまでの音楽活動に区切りを付けようと出場したコンテストで、あるレコード会社の方の目に留まり、「アルバムを制作しませんか」とのお誘いをいただいた。
歌手になりたいとはそれほど思わず、音楽をやっていたのも、「自分の生きた証を遺したい」「共感してくれる人が欲しい」という動機がほとんどだった。
けれども、実際に音楽制作の現場に入り、自分ひとりのために多くの方々が動いてくださっているのを目の当たりにして考えが変わった。
「関わっている一人ひとりのために全力を尽くそう」という責任感が、その時生まれた。
「飛んでイスタンブール」という歌をヒットさせてから2年後。
かねてから興味があった、世界各国を見るための旅に出た。
安いクーポンチケットを友人から紹介されたのが直接のきっかけではあったけれど、今思えば、それまでのヒット曲作りのローテーションから逃げ出したかったのかもしれない。
張りすぎた弦は、やがては切れる。
荷物の多い船は、いつかは沈む。
心というものがどうなっているかは分からないけれど、そうならないようにどこかで調整してくれているんだろう。
もし、迷って苦しくてどうしようもない時は、旅をしてみよう。
もちろん、心の中の旅をするのだっていい。
その体験がきっと、新たな気付きを、新たな夢を、連れてくるから。
誰にでも、幼い頃は夢があったはず。
それは、いわば「下書き」。まだ何の色も塗られていない、まっさらな絵のようなもの。
決してなくさないで、大事にとっておいて。
いつか、その絵を綺麗に塗り上げられる時が来るから。
そのためには、いつも心を自由に開いておいて。
心が開いてさえいれば、チャンスがあるのが分かるようになるから。
そこに少しでも心を震わせるものがあるなら、動いてみればいい。
動けば、新しい出会いがある。新しいものが生まれる。
ひとりの夢が、みんなの夢になっていく。
大丈夫、君にできないことはないよ。
You Can!
◆庄野真代 公式ホームページ
http://shonomayo.com/
◆NPO法人 国境なき楽団 公式サイト
http://www.gakudan.or.jp/
◆セプテンバーコンサート 公式サイト
http://www.sepcon.jp/index.php
◆Com.Cafe 音倉 公式サイト
http://www.otokura.jp/