日本最大の携帯電話会社トップに上り詰めJAXAの理事長を務めるスゴい人!

1962年、東京大学工学部電気工学科を卒業し、日本電電公社(現在のNTT)に入社。
その後、順調にキャリアを積み上げ、NTTアメリカ最高経営責任者などを歴任し、1998年に、NTT移動通信網(現在のNTTドコモ)代表取締役社長に就任した。
現在は独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)で理事長を務め、日本の宇宙開発を躍進させるために全力で取り組んでいる。
しかし、彼は新卒入社時にトップになろうと考えて日々仕事に取り組んではいなかったという。
彼はどのようにしてトップに上り詰めたのか?
その秘訣を披露していただきましょう。
さあ・・・独立行政法人宇宙航空研究開発機構理事長 立川敬二様の登場です!

「楽観主義」
私が日本電電公社(現在のNTT)に入社した時は、高度成長期で採用試験も特に無く学生同士でジャンケンをして入社を決めました。
私は運良くジャンケンに勝ちましたが、採用が厳しい現在の社会状況を考えると信じられない時代でした。
私は最初から社長を目指して仕事に取り組んできたわけではありません。
一緒に入社した同期の中でも出世は早い方ではありませんでした。
目の前の仕事に自分なりの考え方を持って一生懸命取り組んでいるうちに、NTTアメリカ社長、NTT副社長、NTTドコモ社長の役割が回って来たのです。
NTTドコモが発足したころは携帯の普及台数はまだまだ少なく、日本は有線での通話が大部分を占めていたので、NTTの社員はみなドコモに転籍したがらなかったですね。
しかし、1994年に携帯電話の端末の自由化が決まり、利用者も当時100万人だったのが、2004年には5000万人まで右肩上がりにどんどんと伸びていきました。
それに伴いNTTドコモの株価も、世界でGMとマイクロソフトに次ぐ第3位になりました。
世界進出をするためにアメリカの通信会社を数千億円で買収しましたが、2001年にITバブルが弾けて価値が半減してしまいました。
その後、その会社を買い取ってくれる企業が見つかり、損失はずいぶん小さくなりましたが、株主総会では激しく追及されました。
苦しかったですが、落ち込んでいても仕方がありません。
直ぐに切り替えて自分のやるべき仕事に取り組みました。元々楽観主義なんでしょう。
愚痴ばっかり言っている人は成功しないと思います。
与えられた仕事に一生懸命取り組むことで自然と運が向いてきます。
それでも結果が出ない時は、やり方が悪いのです。
やり方を変えて結果が出るまでトライしてみてください。
今の若い人には、30年後の企業の姿を想定したり、今人気があるからということで仕事や企業を選ぶのでは無く、本当にやりたいことや好きなことを実現できる企業に就職するのがいいと思います。
今はJAXAで理事長を務めています。
宇宙の平和的利用により、国民生活の向上、産業の振興、ひいては人類社会の発展に貢献していきたいと考えています。
そのためにも宇宙・航空が持つ大きな可能性を追求し、さまざまな研究開発に挑んでいきます。
これからも皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

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