外資系コンサルティング会社で働きながら、自分を成長させるために小遣いの中から様々なセミナーを受講した。
そこで得た知識や経験を仕事に生かしたら、驚くほどにプロジェクトは上手く行き、お客様が喜んでくれたという。
この自分が「変わった」という感動を一人でも多くの人に味わって欲しいとセミナーを仲介する会社を作ることを決めた。
独立後2年間は売り上げがほとんど上がらず、担当税理士から「来月潰れますよ」と言われた苦しい時代を乗り越えた。今では日本でNo1の集客力を誇るセミナー流通会社にまで会社を成長させた。
会社を成長させたその秘訣とは?
さあ・・・ラーニングエッジ株式会社代表取締役社長 CEO、清水康一郎様の登場です!
「ヒントは注文代行営業」
独立した当初は賃料7万円のマンションの一室で事業をスタート。
部屋は狭く、窓の外には2階の人が捨てた弁当のゴミの腐臭が漂うような環境でした。
起業してから2年間売り上げはほとんど上がりませんでした。
担当の税理士からも毎月「来月には会社が潰れますよ」と言われ続けました。
そんな中他社のセミナーの仲介をするセミナー業界のアマゾンドットコムになる!というビジョンが頭に浮かび上がりました。
しかし、手元の資本金は100万円しかありません。まずはWEBサイトを作ろうとたまたま知り合ったインド人に構築を依頼しましたが、意思の疎通が難しく求めるようなWEBができません。
結局半年間交渉を繰り返しましたが、WEBはできませんでした。
事業をセミナーの仲介に絞っていたので、WEBができないと収入が無い状態です。
この間、朝になるとベッドに人型が出来るほど汗をかいていると妻に言われたこともあります。
自覚は無かったのですが、寝ている間も緊張していたのかもしれません。
とうとう自分達でサイトを作ろうということになって、HTMLとCGIを使ってあり得ないほど簡素なWEBを作りました。
セミナーの申込者に対して全て手作業で返信するということを繰り返していました。
これが今の“セミナーズ”に繋がっています。
1000人規模のセミナーを自社で主催した時に事業が軌道に乗り始め、集客に成功すると口コミが広がり、セミナー主催会社がセミナーズのWEBを使って集客をしてくれるようになりました。
この事業を辞めようと思ったことは一度もありませんが、途中、何度もピンチは訪れました。
講師がセミナーの出演を急遽日程変更して計画通り実施できなくなり、1千数百万の赤字が出たこともあります。
たまたま著名な講師のセミナーの権利会社を安く仕入れて事業売却することができたので、赤字を埋めることができました。
本当に運とご縁に恵まれてここまで来ていると感謝しつつ、いつも明るく元気に楽しんで仕事に取り組むようにしています。事業は来年で10期目を迎えますが、まだまだ安心もしていませんし、自分のやりたいことの第一歩を踏み出したばかりだと思っています。
今後はセミナーの受講者が交流できる仕組みを導入して、利用者がもっと便利になるようにサービスを拡充していきたいと考えています。