今ではパソコンやスマートフォンはもちろん冷蔵庫や掃除機にも使われているプログラミング言語“Java”
22歳で起業し、Javaを日本人で初めてプログラミングした。
政府のITコンソーシアムの顧問まで務めているスゴい人!が本日登場する。
彼が目指したのは「コンピュータ業界の第一人者」になること。どのようにしてその目標を決めたのか?
目標を立てるために大切にしていることを披露していただきましょう。
さあ・・・株式会社エル・カミノ・リアル代表取締役社長木寺祥友様の登場です!
「苦労と成功に相関関係はない」
起業当時から自己啓発に興味を持ち、ナポレオンヒルの書籍に接した。そこでは、目標を立てる事が当たり前の事だと説明された。それまで目標を立てた事など無かったし、書店を探しても目標の立て方を書いた本なども無かった。私はプログラミングが得意だったので、コンピュータで自分の目標を導き出せないかと考えた。暗算では難しかったからである。そうして作り上げたのが、自己分析から目標達成までをコンピュータで自動的に割り出す“サクセスナビゲーター”というソフトだ。そしてその書籍を出したのが16年前、「マックユーザーのための目標ナビゲーション」だった。
その“サクセスナビゲーター”が導き出した目標は、コンピュータのプログラミングが得意という強みからその先にある大きな目標「コンピュータ業界の第一人者」になることだった。
成功するにはすでに成功している人と交流することが必要だと痛感していた。
そして
私が尊敬している東急ハンズを立ち上げた久保田達也さんに知人の紹介で会うことが出来た。
久保田さんに会ってから、私はIT環境の構築など手弁当でお手伝いをさせて頂いた。ある時、久保田さんから
大至急NTTテレマーケティングに駆けつけるようにと連絡が入った。
そこにはまだ世間に公開されていなかったプログラミング言語“Java”のα版があり、日本人で誰も扱った事のないJavaをプログラミングするというチャンスをいただいた。
教えてくれる人も説明書も無い中、プログラマーは自分ひとりだけという環境で、悪戦苦闘をしながらもなんとかプログラムを書き上げた。そのことがサン・マイクロシステムズの山田専務の目に留まり、米国に渡って『Javaを創った人々』を執筆することに繋がった。世の中には力ずくで達成できる事もあると思う。
しかし世界で通用する成功を収めるには、自分の強みを核に目標を設定し運を引き寄せなければいけない。
苦労と成功に相関関係はなく、苦労は成功へのパスポートでもない。苦労をすれば、そのまま苦労し続ける人の方が断然多い。
成功への近道は、自分が何を与えられるかを知ることだ。自分の強みに一日でも早く気づき、それに注力する。
成功者とは、真っ白な壁に矢を打って後から他の人に丸を描いてもらった人のことである。
結果だけ見るとあたかも最初から中心を狙って射っていたかのように見えるのだ。
成功する為には“的”を見つけることにばかり注力することより、まずは自分の強みという“矢”を放ってみて
動き出してみてはどうだろう?