
あのヤンキースの松井が受賞した、外務省在外公館長賞を2002年に受賞した男が、成し遂げた世界への発信こそ・・・“ちんどん屋”楽器をならし、派手な衣装を纏って街中を練り歩く集団を、今日の男は、世界に発信した。日本文化を知らないイギリスで、アメリカで、東南アジアで、七福神の格好をしてちんどん屋パフォーマンスをし大成功!世界に目を向けた仕掛けとは?さあ・・・U-stage嶋崎靖様の登場です!
「世界をまたにかける“ちんどん屋”とは?」初舞台は4歳の時、着グルミの劇団木馬座。小学校の頃から演出を考えたりするのは好きでした。当たり前のように大学へ進むという事が嫌で、今村昌平監督が私塾的な映画学校を作る事を知り、「レールの無い人生を歩むもの、来い」というキャッチフレーズを目にして貧乏だとしても、これこそ“俺の生き方だ!” と入学を決めました生活費の殆どは大道具などのスタッフ業で稼ぎましたそのうち映画学校の担任もするようになり、スタッフ仕事と先生業、俳優、声優などの表方、そして自分で作った劇団活動、30代は無我夢中でした大手企業の広報部からヘッドハンティングもありましたが、劇団をやりたくてお断り。そこまでしてやりたい劇団だったのになぜかうまくいかなかった。今、振り返ってみるとこだわりすぎてたのかな。当時から私たちの劇団のテーマは“街の中に演劇を”でした。そんな時、既に街の中で演劇が行われている事に気づいたのです。それは、ちんどん屋。直ぐにちんどん屋に取材に行きましたその菊乃家親方は風に吹かれた柳の様に何にもこだわらない。今迄周りにいた人達とは真逆な人柄に惚れこみ、弟子入りして、今の私があります。今の日本経済を作った要因の1つは宣伝文化です。江戸時代からある街頭宣伝。ちんどん屋はその元祖です。通りの人に無視されても甘んじて受けなくてはいけない仕事。だから無視している人達を笑顔にさせたくなるのです。街の中に笑顔が溢れる活動をして行きたい。日本文化の良い所であり問題点でもある、猥雑性とか能天気さを表現しながらこれからも世界中に日本文化を伝えていきます。