史上初!東京大学在学中に将棋の棋士となったスゴい人!

本日は、東京大学在学中に将棋のプロ棋士となったスゴい人が登場する。
彼は東京大学に現役で合格し、在学中に奨励会三段リーグを勝ち抜き、四段に昇段し、プロ棋士となった。
「東大生がプロ棋士になった」と言われがちだが、正しくは「奨励会員が東大生になった」ということだ。
彼は小学生から奨励会に所属し、将棋を極めてきた。
大学を目指したのは高校2年生の秋、受験まで1年余りの時だ。
奨励会の活動をしながらでは受験に集中できる時期は数か月しかない。
この期間を有効にするために、徹底的に過去の受験を分析し、計画を立てた。
そして、現役合格。
ただ、計画していたときには確実に合格出来るレベルだったという。
彼は言う。
「勝てると思う勝負しかしてこなかった」と。
さあ・・・プロ棋士 片上大輔様の登場です!

「遅すぎることなんてない」

当時、「東大在学中にプロ棋士となった」ということで多くのマスコミに取り上げられ、取材も受けました。
でも、東大に入るよりプロになる方が断然難しい。
両立そのものは、難しくなかったです。
そもそも受験対策は短期間でしたし、奨励会で空いている時間を使えば何とかなりました。
それでも、合格の確率は本当に五分五分だった。
しかし、プロ棋士になるのが最終目標だったので仮に不合格でも問題なかった。
そういう意味では、割に気軽な気持ちだったのかもしれません。
受験の時は、徹底的に分析をして計画を立てました。
限られた時間を有効に使うには、これしかありません。
昔から計画性というのを重要視していましたね。
逆に言えば、「計画し勝てる戦いしかして来なかった」とも言えるかもしれません。
対局ではそんなことはありませんが、人生の岐路に立ったときに、自分の得意分野や勝てるであろう領域を選んで来たように思います。
そのため、いつしか「自分の知らない世界に挑戦したい」という想いが強くなりました。
将棋連盟の理事に立候補したり、海外によく出かけるようになったり。
そんな活動をするなんて、以前では考えられなかった。
10代、20代の頃は自分のことを考えるのが精一杯でしたが、30代を迎えてみて、本当に周りの支えでここまでやれてきたのだという事が分かってきました。
ですから、これからは後輩のために、そして、連盟のために頑張りたいですね。
ここ最近では、プロ棋士の中に色々な個性を持った方が増えてきました。
プロ棋士の資格を持ちながらビジネスの世界に飛び込んでしまったり。
大学卒の人も増えてきましたね。
これは、東大出身のプロ棋士ということがマスコミに報じられたことが、少なからず影響しているような気がします。
プロ棋士は、プロの世界には珍しく副業OKなんです。
ですから、個性的な棋士が増えることで将棋界が盛り上がっていく。
それをサポート出来たらいいなと考えています。
Never too late.
遅すぎるなんてことは何もないと思います。
これからも新しいことにどんどん挑戦していきたいと考えています。
特に進めたいのは、ネットと将棋の融合。
将棋というのは、インターネットというメディアと非常に相性が良い。
将棋連盟モバイルやニコ動で将棋を「観るファン」がどんどん増えているんです。
まだまだやれることがたくさんあるので、今後も頑張っていきたいですね

◆将棋連盟モバイル
http://www.shogi.or.jp/mobile/

◆ニコ生将棋公式放送
http://ch.nicovideo.jp/shogi

◆日本将棋連盟
http://www.shogi.or.jp/

※上記サイトは、一部携帯では見られない可能性があります。

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