【福島 茂雄】東京で240年以上続く老舗足袋専門店を受け継ぐスゴい人!

福島 茂雄

徳川10代将軍の時代に創業し240年余りもの間暖簾を守り続けている「大野屋總本店」は、「足袋と言えば大野屋」と、芝居や伝統芸能の業界で広くその名を知られている存在だ。
本日は、その7代目当主として伝統を守り続けるスゴい人が登場する。
伝統ある家庭に生まれ幼い頃から先代たちの仕事姿を見ていながらも、一度は一般企業に就職した。
彼はなぜ家業を受け継ぐことを決め、どのようにしてこの伝統を守っていくのだろうか?
さあ・・・大野屋總本店7代目当主 福島茂雄様の登場です!

「丁寧に受け継ぐ」

子どもの頃は店舗の隣に自宅があったので、常に父や会社で働いてくれている方々の仕事姿を見ていましたし、時々袋詰めなど簡単な仕事の手伝いをしていました。
小学生の頃に偶然ヨットスクールの生徒募集広告を見かけて興味を持ち、学生時代はヨットに打ち込みました。
ジュニアの世界大会や世界選手権にも出場し、「ヨットを仕事にできたらいいな」と思った事もありましたが、自分にはヨットでは食べていくことはできないだろうとアメリカの大学院を出て商社に就職しました。
しかし商社の仕事はハードで、「一生この仕事を続けることが本当に自分に合っているのか?」と思い、父のライフスタイルを見ていてこういう生き方もあるのかなと考えるようになりました。
そんな中、会社に勤めて3年目に父が病気で倒れたのを機に、自分に本当に向いている仕事は何かを考え、家業を継ぐことを決めました。
私は楽天的な性格なのか、あまり辛いと思ったことはありません。
ただ、代々同じ仕事をしているので昔からのお客様に父や祖父と比較されてしまうことがあり、「昔の方が良かった」と言われてしまうと悔しさはあります。
また、おあつらえの足袋はお客様に気に入って頂ければ良いのですが、自分が「こうだ」と思って自信を持って作った物が実際に履いてみていただくと合わなかったり、お客様にご納得していただけない時には、この仕事の難しさを感じますね。
ぴったり合って喜んでいただけた時は、やっていて良かったと感じます。
当社では、製造から販売まですべてを東京の新富町にある店舗兼工場で行っていますが、日本で製造業を続けることは簡単ではありません。
生地もコハゼもすべて日本製ですから、海外で作られたものに比べれば価格も高くなります。
ですが、それでも良い商品を作り続けている大野屋を選んで買い続けてくださるお客様がいるから、240年以上もの間続けてこられております。
伝統や文化などと仰々しいことは考えておりません。
これからも昔ながらのものを昔ながらのやり方で、受け継がれてきたものを丁寧に大切に続けていきたいと思っております。

◆大野屋總本店ホームページ
http://www.oonoyasohonten.jp/

◆大野屋總本店公式通販
http://www.oonoyasohonten.jp/ec/

※上記サイトは、一部携帯では見られない可能性があります。

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