44歳の若さで外資系保険会社のトップに上り詰めたスゴい人!

間寛平さんや東ちづるさんが登場するCMでもおなじみの“アメリカンホーム・ダイレクト”
そのサービスを提供しているのは、アメリカのニューヨークに本部を置くAIG傘下の損害保険会社、アメリカンホーム保険会社である。
本日登場のスゴい人!は、44歳という若さでアメリカンホーム保険会社の社長の座に上り詰めた。
現在会社の売り上げは830億円。
彼の目標は、3年後に売上げを1000億円に成長させること。
彼の描く戦略とは?
さあ・・・アメリカンホーム保険株式会社社長兼CEO 橋谷有造様の登場です!

「勇気ある決断」

アメリカの大学を卒業して日本の小さな商社に就職し、3年間アメリカで働きました。
日本に帰りたくなったので人材バンクの知り合いに相談をしたら、紹介されたのがAIU保険だったのです。
給料も良かったので、転職しました。
2010年4月に社長になったのですが、役員の中でも自分が一番年下だったので、社長になるとは1ミリも思っていませんでした。
英語ができたのもあるのですが、自分の、しがらみにとらわれずビジネスを正論で進めていくスタイルが、外国人からするとわかりやすかったんだと思います。
仕事では、問題がある時はその解決方法だけに集中します。
もちろん苦しい時もありますが、どうやったらうまくいくのかを常に考えていてある種ゲームのように仕事をとらえているので、長時間ずっと机にかじりついて仕事ばかりしているタイプではないです。
要領も多少良い方なのかもしれませんね。
自分の与えられた仕事の問題が解決して組織が上手く回りだすと、自分は社内をフラフラ歩き出すので、周りからは直ぐにわかるみたいです。
そうすると上司に見つかって、違う部署の仕事を与えられる。
入社以来その繰り返しでしたね。
今までで一番大きな失敗は、4億円の売上の顧客を新規に開拓しようと試みていたところ、逆に自分の持っていた2億円の売上の顧客を他社に横取りされたことですね。
2億円の売上と言うととてつもなく大きい数字なので、もう笑うしかなかったですね。
でも、当時の会長に謝りにいったら、全然怒られなかったんです。
「トライした結果だろ」って。
他の外資系とは違って当社はその辺がやさしくて、トライして失敗した者を叱責して首を切るような会社じゃないんです。
少しムッとはされましたけどね(笑)
若い人にはもっともっとチャレンジして欲しい。
勇気を出して一歩踏み出さないと、失敗するリスクも無いですが成功することもないんですよ。
それに、自分自身の成長にもつながりません。
常にコンサバな判断をする人は本当にもったいないと思います。
今まで会社を辞めたいと思ったことは一度もありません。
この会社が大好きだったんです。
今は会社の規模も大きくなって、社員一人一人の働きが会社にどのようにつながっているか見えにくくなっているかも知れません。
自分がそうであるように、社員にもこの会社に入ってよかったと思って欲しい。
会社に愛着を持って働くことが、さらに組織を強くするのだと思います。

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