【狩野 努】ホテルウエディングの“オーダーメイド”制度を構築したスゴい人!

狩野 努

「結婚式はとにかくこだわりたい! 好きな会場で、好きな演出で!」
このように、新郎新婦が結婚式の内容を完全オーダーメイドで決めることが、一昔前までのホテルウエディングでは実現できなかった。
会場の用意した結婚式パッケージの中からプランを選ぶという形であった。
本日のスゴい人は、真のお客様目線を追究し、ホテルウエディングの完全オーダーメイド制度をつくりあげた。
元々は、ホテル業界のサービスマンであり、その道でホテルの支配人を目指していた。
しかし、ある時からホテルの立ち上げを任され、ゼロから仕組みをつくることに興味を持ちはじめた。
ホテルオークラ
ヒルトンホテル
パークハイアット
六本木ヒルズクラブ
マンダリンオリエンタル
リッツカールトン
アルマーニ/リストランテ等を経験し、立ち上げに参加するなどしていた。
彼は立ち上げの苦しみと、仕組み作りの大切さを知っている。
さあ・・・株式会社カノウウエディングオフィス代表取締役 狩野努様の登場です!

「いつもお客様目線に戻る」

大学時代のアルバイトでホテルオークラの宴会部に所属した。
採用されてからの研修がまずつらかった。
所属部署のメンバー11名が1ヶ月間、人前に一切出ることができない研修を受けた。
ある日は、トレイにグラスを何個も乗せて1日中、廊下を行ったり来たりするだけの研修もあった。
途中で辞めたメンバーもたくさんいたが、自分が続けてこられたのは、単純にお客様にありがとうと言ってもらえることが嬉しかったのだと思う。
就職は、ホテル業界に決めた。
入社後、毎年将来の目標を書くのだが、
他の人たちは「○○の部署へ行きたい」等比較的小さな目標であったのに対して、自分は入社当初から
総支配人になりたいと綴り続けた。
ヒルトンホテルの宴会部として8年間サービスの最前線にいた。
ある時、パークハイアットがオープンの準備をするということで、開業準備室にこないかとヘッドハンティングされた。
ヒルトン内で、ウエディング部門を担当していた時期である。
当時は、ホテルの結婚式がパッケージ化されていた。
以前から、お客様はもっと自分たちの独自色を出した結婚式を望んでいると考え、パークハイアットの立ち上げの際には、ウエディング完全オーダーメイド制を構築した。
これには、事前打ち合わせのシステム作りが大変で、今でいう、ウエディングプランナーの存在がなかったため、概念そのものをつくることが難しかった。
また、ホテルは開業前にオープンしてから半年間の予約を埋めなくてはいけない。
出来上がってもおらず、見たことも無い建物や部屋を半年先まで売ることや、これまでに無い全く新しいサービスを売ることに四苦八苦した。
開業メンバーの必死の働きもあり、ホテルは軌道にのった。
こうした経験が業界で広まって各方面から声がかかり、六本木ヒルズクラブ、マンダリンオリエンタル、リッツカールトン、アルマーニ/リストランテの立ち上げなどを行うことになった。
パークハイアットもヒルトンもそうだが、その時その時、今働いている場所に骨を埋めるつもりで入るのだが、軌道にのった時に他の立ち上げ時期の会場に求められると、「応えなくては」という使命感を感じ、行動していった。
何よりも、コンセプトにもとづいた仕組みをつくることが、その場所や業界をよくするために必要だと思う。
これからも自分の業界が少しでもよくなるように、仕組みづくりのお手伝いをし続けようと思っている。

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