【中村 悟】天保元年(1830年)から続く箒屋を引き継ぐスゴい人!

中村 悟

今や、誰もが普通に持っている掃除機。しかし、昔は箒(ホウキ)が日常的に使われていた。

箒に注目する人達が最近増え始めている。箒で掃除をすると静かで、ホコリが舞い上がらず、アトピーの症状があるお子さんにとってとても良いと評判なのである。

そんな箒を天保元年(1830年)に創業し作り続けている老舗がある。

“白木屋傳兵衛”

今日は、その7代目が登場だ!さあ・・・白木屋傳兵衛7代目社長、中村悟様の登場です!

 

「コトバに込める想い」

私は、次男として生まれ跡継は兄だと思っていました。

しかし、兄は根っからの勉強好きで大学院を卒業し、高校の先生になってしまった。

私は大学を卒業し、大手メーカーに入社しました。まさか、自分が跡継になると思ってなかったので骨を埋めるつもりで働きました。ここでは本当に多くのことを学びました。

“自分が勝手に思い込んでいる自分より、本当の自分の能力は高い”

これが、もしかしたら、一番学んだことかも知れません。

高い目標を追い続け、自分の限界を越えながら日々、仕事をしてました。

先代の父親が具合を悪くしたのがきっかけで稼業を私が引き継ぎました。

真っ先に私が取り組んだことは、職人の創り上げる箒の言語化です。

箒の種類は170種類以上あり、使用する素材や編み方など、全く、マニュアル化されてなかったのです。

このままでは、この職人がいなくなったら江戸箒という伝統の灯りが消えてしまうと思ったのです。

そして、お客様には箒だけで売ろうとするのではなく、“使い方”と合わせて売ろうとしました。

ホコリが一切立たない箒の使い方など箒も奥が深いのです。

お客様に届けるためには、コトバが必要であり、伝統を残すには言語化が大事なのです。

“コトバにしてお客様に届けること”これに尽きます。

職人の育成には10年はかかります。じっくりと腰を据えて育てていかなければなりません。

過去を大事にしつつ教育という未来への投資も行う。

これからも、いい箒を届け続けます。

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