【平川 貴子】日本が誇るふみ文化の大切さを伝え続けるスゴい人!

平川 貴子

アップルジャパンの立ち上げ、ソフマップの顧問、

そして、ソフトウェア会社の創業メンバーとして上場にかかわるというIT業界の中心で活躍をし、その中で感じた違和感・・・最先端技術の発展と経済発展の真っ只中で、世界二位の経済大国となった日本。平和と豊かさを享受し、平和ぼけしているとも言われている。日本人は何処に行くのだろう?日本の未来に不安を感じ、「手紙を書く運動推進協会」を立ち上げた。

何故、最先端技術分野にいた彼女がアナログと言われる「ふみ文化」を広めようとしているのか?

両極の立場にいたからこそ見える日本の本質がそこにある。

さあ・・・手紙を書く運動推進協会会長、平川貴子様の登場です!

 

「愛を伝え残す」

父や叔父が亡くなったのを期に親戚同士の付き合いが深まりました。

蔵を整理していたら祖父の文箱があり、開けたら私が中学時代に墨で書いた手紙が出てきた、と叔母から電話がありました。時代を超え、大切に保管してくれていた事に驚きました。

幼い頃、祖母と手紙の交換をし誤字を訂正されたり書き方を躾けられ、『手紙って想いを伝える大切なものなんだ』と、子供心に思いました。しかし、成人し、IT業界で働く中で、私の思考は段々と変わっていきました。IT業界はスピードこそが命です。数時間の違いで特許を他社に取られてしまうこともあります。10分で結論が出ることを、わざわざ1時間もかけて出向いて顔を合わせる必要があるのかと考えるようになっていました。

メールをしない人とは付き合わないという人も多くいました。

ある時、箱(PC)の中で会話している自分の異常さに気づきました。顔を合わせているのは箱であり、人ではないのに・・・。

ちょうど疑問を感じていた時、心理学者の多湖輝先生に出会いました。「日本の親子関係は悪化ていて、もはや何をやっても手遅れ。日本の危機。子ども達に未来がない。実際にそんな日本になっている。」と話をされました。(※多湖輝先生はその後、幼児教育の「未来大学」を創設。現在名誉学長)

それまで日本は、科学技術が進歩し、教養レベルも上がり、経済的にも豊かになり、良くなっていると思っていました。しかし状況は全く逆でした。心のどこかでひょっとしてコンピュータ(基本的な思考法)が原因では無いかと感じていたのです。

手紙を書く運動推進協会を立ち上げると周りに話をしたところ、ほとんどの人に時代と逆行していると笑われました。

日本は効率性を求めすぎ、人を愛することが欠落しています。手紙の文字から背景や情景を察する事が、相手を知る入口にもなります。

それは、自分の感性を知る事であり、相手を深く知ることのできる人間形成に繋がります。

久しぶりに大切な人に手紙を書いてみませんか?字が汚いとか関係ありません。相手の事を想い気持ちを込めて書いた手紙は、無機質なメール文より遥かに心に残ります。

メールは削除されますが、心のこもった手紙は時代を超え、残るものです。

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