30万人以上の卒業生を持つ日本初の老舗きもの学院の学院長

女性はいくつになっても美しくいたいもの。

本日は、国内初のきもの学院の2代目学院長が登場です。

着付けは自分に対する味付け。どういう人生をおくるのか、どういう心を持つのか、それを考えることがもっとも美しい着付けと、初代が提唱するきもの学院。

きもの=とっつきにくい、というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、彼女の手にかかればたちまち親しみも湧いてくるだろう。

さあ・・・長沼静きもの学院 学院長 長沼静様の登場です!

 

「日本人として“和の心”を忘れない」

11年前に祖母である先代の長沼静から長沼静きもの学院を引き継ぎましたが、その時までは、きものの道に進もうとは一度も思ったことがありませんでした。

子どもの頃はきものという“和”の家業に対して「古くさい」と反発していたのです。

両親は「好きな事をしていい」という方針で私を育ててくれたので、将来は旅行に携わる仕事がしたいと思い、ハワイの大学で旅行学を学んでいました。そんな時、祖母から長沼静きもの学院の学院長に就任するよう、内孫で唯一の女子だった私に白羽の矢が立ったのです。

まさに、青天の霹靂でした。

きものの道に進むことを考えていなかった私ですが、ある浴衣パーティーに参加したとき、浴衣を人に着せてあげられる人が自分しかいなかったことに非常にビックリして、

「日本人として、このままではいけない」

と感じて「チャレンジするなら若い今だ」と、祖母の後を継ぐ事に決めました。

長沼静きもの学院の講師は、それこそ何十年も着付けをしてきた、きもののプロ集団。

いくら学院長という名前があってもそんな人たちと比べたら、私なんてまだまだ未熟者なので「祖母と同じようにはできない!」と痛感してショックを受けました。

でも、そこで変に開き直るのではなく、役職なんて関係無しに「一から教えてください」というハラを見せる姿勢で臨んだところ、若かったことが功を奏したのか孫のように可愛がって頂きました。

若い人は肩肘張ってつい頑張りすぎてしまいますが、時には“甘える”ことも重要だと思います。

人生の先輩方に甘えさせていただくことで、より多くの学びを得ることが出来ると私は考えています。

きものは日本の伝統文化です。

しかし、伝統文化ゆえにきものにとっつきにくさを感じている女性が多いのもまた事実です。

私は伝統の守るべきところは守り、その伝統に“異文化”というエッセンスを加えて新しい価値を生み出し、女性美を追求したいと思っています。

これからは、一人でも多くの女性にきものの歓びを知って頂けるように、気軽にきものが触れられる環境をつくりたいです。

そしてきものだけでなく、女性の外面と内面の両方から自分を磨く歓びを感じていただける長沼にしてまいりたいです。

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