【鈴木 一也】日本と台湾の友情を“水泳”を通して深めたスゴい人!

鈴木 一也

東日本大震災発生以降、群を抜いて日本を支援してくれた国、台湾。今日のスゴい人!は、被災地からの感謝のメッセージを携え、彼のもとに集まった数名のスイマーと共に世界3大潮流のひとつである黒潮を乗り越え台湾まで“泳いで渡る”という前人未到のチャレンジを成し遂げた!
「スポーツに国境はない」まさに、その言葉を実証した彼の生き様とは?

さあ・・・オーシャンアスリート鈴木一也様の登場です!
「ピンチはチャンス」
僕は、スポーツに国境はないと思っています。それを体現したのが今年の9月に挑戦した「日台黒潮泳断チャレンジ2011」でした。親日として知られる台湾から200億円を超える義援金が送られたのに、日本政府からの正式なお礼はされなかった。最初は違和感から行動が始まりましたが、
両国の歴史、外交問題等多くの課題が渦巻いていることを知りました。一方で、政治に出来ないことを僕たち民間で補完出来たら日本はもっと強くなるじゃないか?そう考えました。
「彼らに、感謝の気持ちを伝えたい」もちろん、言葉で伝えることも出来るが僕が選択したのは“スポーツ”という世界共通言語。
東北3県の知事に掛け合って台湾に向けた御礼のメッセージを頂き、そのメッセージを泳いで届けるというチャレンジプロジェクトを企画しました。
スタート地点は与那国島、ゴールは蘇澳(すおう)。直線距離で約110km、黒潮で流されることを想定して、150kmの迂回ルートを計画しました。
しかし、決行日の9月17日、沖縄に台風15号が接近。命に関わる事だから軽々には判断できないが、「悪天候だから中止しました」という当たり前の理由で止めることは出来ない。手には知事のメッセージ、周囲からの期待、台湾で待つ人々。結果だけでなく、取り組む姿勢が問われていたと思います。そこで、もう一度すべての計画を練り直しました。そして「台風からの風が黒潮の流れを相殺するのではないか」「当初予定していた迂回ルートではなく、真っすぐ進む最短ルートで泳ぐ事が出来ないか」という仮説を立てました。
そして、台風というピンチをチャンスとして捉え、勇気を出して前に進むことを選びました。結果は、奇跡的にも予測があたり、無事に最短距離で蘇澳に到着し、御礼のメッセージを届けることが出来ました。自然相手は何が起きるか分かりません。でも、考えに考え、いくつものパターンをイメージし、その全てのリスクヘッジ策を持つことが出来れば無謀でなく、冒険が出来ると思います。
僕は人々が国家や民族ではなく、個人で出会い、知り合う事で世界は少しずつ平和になっていくと信じています。
その第一歩となる様、これからも“スポーツ”を通した国際交流の活動に猛進します。
その訳は・・・先月授かった息子をはじめ、全ての子供たちが「日本っていい国だね!」って言ってくれる様に。

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